こんにちは! 家庭内別居ブロガーのえいぷりおです!
あなたは奥さんがヒステリーを起こしているとき、どのように対応しますか?
火に油を注ぐ対応で大炎上していませんか?
もしくは、
必死に相手に寄り添って、なんとかその場をやり過ごして、疲れ切っていませんか?
ネットで調べれば「ヒステリックな女性への対処法」は色々と出てきます。
でも、僕は経験上、そういった情報は根本的には役に立たないと思っています。
大切なのは、淡々とさわやかに自分のペースで対応すること。
この記事では、ヒステリー妻の特徴と対処法を、僕の経験を交えてお伝えします。
【夫婦関係の哀しい独り言】
ヒステリーとは
ヒステリーとは何でしょう。グーグル先生によると、こんな風に定義されるそうです。
- 精神病質の一種。満たされぬ欲求の反応として、種々の精神的・肉体的症状を起こす。症状が大げさで演技的色彩を持つ。
- 俗に、病的に興奮して感情を統制できず、激しく泣いたり怒ったりする状態。
ウィキペディア先生の難しい説明を要約すると、
- 女性に特有の症状
- 解離性障害、身体表現性障害に分類される
ということのようです。うーん、むずい。
学術的な定義はよく分からないので、ここでは簡単に、
「抑圧された感情が爆発して手が付けられない状態」
と考えることにしましょう。
妻はどうしてヒステリーに陥るのか
僕の妻を見ていると、ヒステリーに陥る背景には、まず心身の疲労があることが分かります。
行事が重なったり、人間関係などのストレスが蓄積すると、心身が疲れてしまいますよね。
疲れてしまうと「心の器」が小さくなって、すぐにあふれる状態になってしまいます。
これ、あふれる直前の「心の器」の図です。もうダメです。あと1滴でも入ると決壊します。
こんなときに、子供が勝手なことをしたり、夫が余計な一言を言ったりしたら、大変なことになります。
「なんで言った通りにしないのよ!!」
「あんたいい加減にしてよ!!」
となります。
だから、妻がヒステリーを起こすのを防止するには、妻が疲れないようにサポートすることが大切になります。
でも、すべて万全にサポートできるわけではありませんよね。
気をつけてケアしていても、防げないことはあります。
では、ひとたび妻がヒステリーを起こしてしまったら、僕たち夫はどのように対応すればいいのでしょうか?
ヒステリーに真正面から反応したら負け
一番いけない対応は、ヒステリーを真正面から受け止めて、まともに反応してしまうこと。
100%こうなります。大炎上です。
男性の皆さんは、経験ずみですね。
例えば、こういうことです。
「あんた死ねば!?」
「なんでそんなひどいことを言うんだ!」
これで、もうアウトです。
「なんで」って、理由なんてないんですよ。
きつい言葉を投げつけられても、絶対に真正面から反応しない。これが最初のポイントです。
理屈で反論しても無駄
女性は感情の生き物、男性は理性の生き物、などと言いますよね。
そうです。そもそも生き物としての仕組みが違うのです。
女性がヒステリーを起こしているとき、この違いを理解していないと命取りになります。
「君が言っていることは、まったく理にかなっていないよ。君はさっき〇〇と言ったけど、それはこないだ言っていたことと矛盾するだろ。つまり…」
などと理屈で反論しようものなら、確実に死が待っています。
説明すればするほど、死期が近づきます。
このアプローチで生還することは絶対に無理なので、やめましょう。
【関連記事】
強い思い込みはパートナーシップを破壊します。僕の経験を書きました。
一般的な対処法はこんな感じ
妻のヒステリーへの対処法として、ネットで出てくるノウハウはこんな感じでしょうか。
- よーく話を聞く
- とにかく同意する
- ひたすら謝る
- すべての要求にこたえる
- 解決策を一緒に考える
- 愛をこめて抱きしめる
とにかく相手に寄り添って、怒りを鎮火するやり方ですね。
でも、こういう方法に意味があるのでしょうか?
その場はしのげるかもしれませんが、苦しい状況を先送りにしているだけに思えます。
僕も100万回くらい、こういう方法で何とかしようとしましたが、もうめっちゃ疲れます。
そして、妻への憎しみがどんどん蓄積していきます。
長い目で見ると、これはいい対応とは言えません。
淡々と自分のやるべきことをやる
では正解は?
ずばり「淡々と自分のやるべきことをやる」です。
例えば、妻から紙袋を持ってきてくれと言われたとします(←今日実際にあった出来事)。
物置からよさそうな紙袋をいくつか探して妻に渡します。
そうしたら、妻からはこんな言葉が投げつけられます。
「なんでこんな紙袋なのよ! バカなんじゃないの? もっといいやつあるでしょ! なんでこんなこともできないの!?」
こういう時の対応の基本、復習しましょう。
- 真正面から反応しない
- 理屈で反論しない
ですね。その上で、どうすべきか。
「そっかー。じゃあ、こっちの紙袋はどう? ちょっときれいだよ」
と、淡々と対応する。これに尽きます。
感情に振り回されず、妻のニーズだけをくみ取って、淡々とこなすのです。
軽やかさと明るさを忘れずに
ここで、よりラグジュアリーなワンランク上の対応をご紹介しましょう。
淡々と対応するのにプラスして、「軽やかさと明るさを常に忘れない」ということです。
ヘラヘラするわけじゃないですよ。馬鹿にしてると疑われて、望まぬ炎上を招きますので要注意です。
そうではなく「さわやかさ」が大切なのです。
さわやかさとは何か。
逆を考えると分かります。さわやかの逆は、
- げんなり落ち込んでる
- 怒りを押し殺している
- めっちゃ傷ついてる
みたいな状態ですね。これはNGです。
妻のヒステリーに巻き込まれて、自分もマイナスのオーラを出し始めたら、状況は確実に悪くなります。
相手がどうであろうと、自分は自分のスタンスを貫く。これが大切です。
イメージしてください。さわやかに、軽やかに、微笑みをたたえている自分の姿を。
かっこいいっす!
不思議なもので、これができるだけで、場の空気が少しだけ軽やかになります。
「自立」こそ最大の防御なり
言い換えると、僕たち夫に求められるのは、「自立」ということだと思います。
妻が感情をコントロールできないのは、妻の課題です。妻の課題は、妻にしか解決できない。他人は立ち入ってはいけないのです。
夫は自分にできることを考える。妻のニーズに応えるという具体的な行為を淡々とこなしつつ、自分の感情には自分で責任を持てばいいのです。
僕は、このことにずっと気付きませんでした。
自立できていなかったため、妻の感情に振り回されていました。そして、物事がうまくいかないことを、心の中で妻のせいにしていました。
そういうことが積み重なった結果、夫婦関係は壊れて家庭内別居になってしまいました。
僕が家庭内別居になった理由(体験談)色々と思い悩んで、たくさんのセラピストやカウンセラーの友人に相談もしました。
以前「一人一宇宙」という考え方を書きました。人はそれぞれ違う宇宙を見ている、という世界観です。今回の話題と関係する部分があると思うので、参考にどうぞ。
「一人一宇宙」の考え方で人生が変わる ― 真の自立に向けてーもしあなたが、奥さんのヒステリーに悩んでいるとしたら、一度「自立」というキーワードで自らを見つめてみてはどうでしょうか。
境界性パーソナリティー障害の場合もある
とは言っても、もしかしたら奥さんが境界性パーソナリティー障害などの、精神的な病気になっている可能性も考えられます。
その場合は、この記事で述べてきたような対応では、太刀打ちできないでしょう。
妻からのモラハラが常軌を逸していると思ったら、専門家に相談することも考えてください。
あなたの奥さんはモラハラ妻? 8つの特徴と対処法まとめ(僕の体験を交えて)【参考図書】 境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害、ヒステリー性格の人と付き合っていくための、前向きな心構えが書かれた本。少し心が楽になるかもしれません。
【夫婦関係の哀しい独り言】
【つづき】 次の記事「家庭に居場所のないフラリーマン」はこちら。
家庭に居場所がなく、まっすぐ帰宅しない「フラリーマン」への5つの処方箋【関連記事】 夫婦関係の悩みに関する記事のまとめはこちらをご覧ください。
【夫婦関係の悩み】記事まとめ 僕が妻との関係を破綻させてしまった原因・理由とは(体験談)
こんにちは。びえなと申します。
この記事、救われます。
自立、そうですよね。勉強になります。その時の状況を上手く乗り切るには。これを続ければカミさんの対応も変わってくるのか、、はわかりませんが。まずは爽やかに実践してみます。自信ないけど。
要は、前向き思考で考える。その時の状況でカミさんに巻き込まれない。
相手はそういう病気と闘ってる人と考えれば、自分の対応も変わってくるんだと思います。
お互い状況が少しでも良くなればいいですね。頑張りましょう。
びえなさん、いつもありがとうございます。優しいコメントに救われています。
パートナーとの関わりって、人生で一番難しい人間関係かもしれませんね。
お互い、いい人生になるよう、がんばりましょう!