こんにちは! 家庭内別居ブロガーのえいぷりおです!
夫婦関係がダメになるきっかけには色々ありますが、「住宅の購入」もそのひとつ。
「人生最大の買い物」と言われる家の購入は、夫婦の価値観の違いが突きつけられる危険な場面です。
人生のビジョン、金銭感覚、子育ての考え方…
夫と妻は1件の家をめぐって、お互い価値観をすり合わせていかなければなりません。
僕は残念ながら、家の購入で、妻との関係を決定的にダメにしてしまいました。
これから家の購入を考えているご夫婦、特に旦那さんには、僕と同じ失敗はしてほしくない。
だから、恥を承知で僕の失敗談をお伝えすることにしました。
この記事は、「夫婦関係を破綻させないために」というテーマで書いた連載のひとつです。
これから大切な人とパートナーシップを育んでいこうとしている方の参考になればと思い、僕の失敗談も交えながら、「住宅の購入で夫婦が危機に!?」というテーマで書きました。
【夫婦関係を破綻させないために】
【まとめ】 「夫婦関係を破綻させないために」のまとめ記事はこちら。
夫婦関係を破綻させないためにー 失敗した僕が伝えたい6つのこともともと夫婦関係は壊れかけていた
家の購入を考え始めたとき、僕たち夫婦の関係は、すでに壊れかけていました。
夫婦関係が壊れて家庭内別居になってしまった経緯は、こちらの記事をご覧ください。
僕が家庭内別居になった理由(体験談)一つ目の大きな危機は、二人目の子供の妊娠・出産で、産後クライシスと呼ばれる状態になってしまったこと。
【僕の産後クライシス体験談】妻はなぜ僕を憎むようになってしまったのか?その理由と経緯そして二つ目の危機が、家の購入でした。
住まいに対するビジョン
まず大事なのは「住まいに対するビジョン」を持つこと。
賢明な人ならば、20~30代で住まいのことを真剣に考え始め、夫婦で相談しながら計画を立てていくでしょう。
例えば、こんな感じで…
【住まいに対するビジョン】
- 暮らしたい地域
- 子供の成長と住まいの形
- 賃貸なのか、購入なのか
- 戸建てなのか、マンションなのか
- 建売なのか、注文住宅なのか
- 住宅ローンの計画は
このように、考えるべきことはたくさんありますよね。
購入するとしたら、20代で計画を立てて30代で購入、定年までに住宅ローンを完済… と計画的に進めるのがベストでしょう。
ずっと賃貸でいく、という決断もありです。家族の状況に合わせて、その都度、最適な家を借りるという考えも理にかなっています。
でも、僕はずっと惰性に任せて、何も考えないまま40歳を迎えてしまいました。
もともと軽度の発達障害の傾向を持っていた僕は、大きな変化が苦手。家のことは難しすぎて、考えることから逃げていたのです。
【大人の発達障害】軽症・グレーゾーンだと子供のころに気付けず、問題をより深刻化させる(体験談1)人生のビジョンを持っていない僕に対して妻は、「こいつ大丈夫なのか?」と思っていたに違いありません。
家を購入するタイミング
家を購入するとしたら、そのタイミングはとても重要です。
特に注文住宅を建てるなら、タイミングを間違えると大変なことになります。長期間にわたる打合せなどで、大きな負担がかかるからです。
家を購入するタイミングは、家族の大きなイベントとぶつからないように、慎重に考えなければなりません。
例えば、次のようなことです。
【家の購入で避けるべきタイミング】
- 妊娠や出産
- 子供の受験
- 家族の体調が悪いとき
僕は見事にタイミングを失敗しました。
二人目の子供が生まれたばかりの育児の大変な時期。しかも上の子が受験を控えた時期に、注文住宅の購入を決めてしまったのです。
家族みんなに大きな負担を強いるタイミングでした。
これから家のことを考えるあなたには、家族にとって無理のない時期を選んでほしいです。
余裕をもって計画を立て、無理のない時期に購入を決め、楽しい気持ちで引っ越しをする。
それができれば、新しい家は必ず幸せな場所になるはずです。
ローンは余裕をもって組む
家を買うとなれば、あなたもきっと住宅ローンを組むことになるでしょう。
自分の収入で、いくらのローンが組めるか、難しい問題ですよね。
独りで考えず、必ずファイナンシャルプランナー(FP)に相談するようにしましょう。
FPの選び方も大切です。
不動産屋や住宅メーカー、銀行から紹介されるFPは、あっちの味方です。できるだけ高い買い物をさせようとしてきます。
ですので、中立的な立場のFPがベストです。難しいかもしれませんが、知人のツテなどで信頼できる人を見つけて相談してみてください。
そして、少しシビアにライフプランを検証しましょう。
会社の給料は、今後下がる可能性もあります。
もし2019年に消費税が10%に上がってしまえば、確実に日本経済は腰折れします。そうなれば賃金にも悪影響が出ることは必至です。甘い見積もりは禁物です。
退職金で完済するプランもリスクがあります。20~40代の時点で定年退職金は正確には計算できません。今の会社のまま定年まで勤め上げられるかどうかも分かりません。
大きな病気にかかる可能性もあります。2人に1人がガンにかかる時代です。住宅ローンに3大疾病の保険をつけることも検討しましょう。
このようにシビアに見積もって、安心できる金額でローンを組むことが大事です。そうすれば、奥さんも子供たちも安心です。
残念ながら僕は住宅ローンの組み方も失敗しました。
毎月の支払いはそれまでの家賃と変わりませんが、完済は75歳! 定年退職した後、どうやって支払い続けるのか… 見通しが甘すぎますよね。
ここでもまた、僕は妻の信頼を落としてしまいました。
引っ越しも計画的に
引っ越しも家族の負担になるので計画的に。
学校の大きな行事などは避けるように、家族とよく相談して時期を決めましょう。
パッキングも計画的にコツコツやりましょう。
育児などが大変な時期なら、お任せプランを頼んでもいいかもしれません。
コストはかかりますが、引っ越しで家族が疲弊して、その後の生活が大変になるよりも、長い目で見たらお得かもしれません。
残念ながら僕は引っ越しもうまくできませんでした。
二人目の子供が小さかったので妻は育児に専念し、パッキングは僕に任されていました。
でも、引越し当日になっても、荷詰めが終わっていない有様。仕事が大変で… などという言い訳は通用しません。最悪でした。
この出来事も妻の僕に対する失望を大きくしました。
【参考図書】 住宅購入の基礎的な知識が網羅された本。住宅ローン控除などの新しい情報も加味されていて参考になりますよ。
えいぷりお的まとめ
- 住まいに対するビジョン
- 購入するタイミング
- 住宅ローンの組み方
- 引っ越しの段取り
僕はすべての面で失敗してしまいました。
そして、そのことが、夫婦関係が壊れる決定打となりました。
これから家の購入を検討するあなたは、僕を反面教師にして、焦らず謙虚に一歩一歩しっかりやってくださいね。
【夫婦関係を破綻させないために】
【つづき】 次の記事は「自分の弱さを受け入れる」です。
自分の弱さを受け入れる ー夫婦の絆を育むために一番大切なこと【まとめ】 「夫婦関係を破綻させないために」のまとめ記事はこちら。
夫婦関係を破綻させないためにー 失敗した僕が伝えたい6つのこと