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パートナー(妻・彼女)が妊娠したとき、男はどう向き合うべきか?(僕の失敗談)

こんにちは。えいぷりおです。

パートナー(妻・彼女)の妊娠が分かったとき、男性はどう向き合うべきでしょうか。男性の向き合い方によって、その後のふたりの関係は大きく変わってきます。

自らの体に命を宿す女性に比べて、男性はパートナーの妊娠を自分のこととして考えるのが難しいものです。

でも絶対に他人事ではありません。全人格をかけて受け止めなければならないのです。

僕は妻の妊娠を知ったとき、取り返しのつかない過ちを犯してしまいました。

この記事では、僕自身の失敗がどのようなものだったのかを書いていきます。一般的な「役立つ情報」ではないかもしれませんが、反面教師にしていただけたら幸いです。

彼女が妊娠したとき僕たちは学生だった

彼女の妊娠が分かったとき、僕たちはまだ夫婦ではありませんでした。ふたりとも、卒業を間近に控えた学生でした。

彼女は「あなたにプレゼントがあるの」と言って、僕の手を自分のおなかにあてました。

僕には、何となく予感がありました。避妊をしなかったことが一度あって、心のどこかで、こうなるような気がしていたのです。

不思議なほど素直に、僕はその現実を受け入れることができました。中絶という選択肢は、まったく浮かびませんでした。

「ありがとう。そんな気がしていた」

そう言うと、彼女は涙を流しました。受け入れてもらえないのではないかと、大きな不安を抱えていたのだと思います。

僕たちのところに来てくれた新しい命を「うれしい」と感じたことに偽りはありませんでした。

この一点については、僕は自分を誇りに思っています。

けれど、これは美談ではありません。その後の僕のあり方が、彼女を深く傷つけることになるのです。

彼女だけに人生の重い決断を押し付けた

僕も彼女も、卒業後に就職を控えていました。

彼女はもともと仕事を通じて社会に貢献したいという思いを持っていました。

一方、僕の就職先は全国に支社があって、ほとんどの新人は地方に配属されることになっていました。

僕は、結婚して出産する以上、妻は就職を断念すべきだと当然のことのように考えました。

育った家庭が典型的な団塊世代の核家族だったため、母親は専業主婦になるのが当たり前だと思い込んでいたのです。

女性にも、男性と同じように仕事への夢があるということが、理解できていませんでした。

彼女がどのような人生を歩みたいのか、尊重して寄り添う気持ちが僕には欠けていました。

いま振り返ると、自分の視野の狭さに愕然とします。

彼女にとって就職をあきらめるということは、思い描いていた人生を捨てるということを意味します。

それが、どれほど大きな決断だったか。内定先に断りの電話をかけるとき、どれほど心を砕かれる思いをしたか。

彼女は、この時点で心に深い傷を負ったことでしょう。これから結婚しようとしている男が、自分の人生にまったく思いを寄せてくれなかったのですから。

彼女の望みに思いを寄せるべきだった

もしいま、当時の自分に声をかけられるとしたら、僕は全力でこう言うでしょう。

「彼女にもお前と同じように、大切にしたい人生があるんだぞ。赤ちゃんを生むことは素晴らしいことだけど、彼女には他にも願いや望みがあるんだぞ。そのことを全力で考えろ!」

たしかに、彼女がそのまま就職するのは困難な道だったでしょう。入社して数カ月後に産休・育休をとることになり、会社に事情を理解してもらうのは大変なことだったと思います。

でも、その可能性を最初から放棄すべきではありませんでした。

僕も自分の就職先にかけあって、初任地を地方ではなく東京にしてもらえるよう、相談することができたはずです。

もしそれでも地方に配属されてしまったら、彼女は東京で一人暮らしをしながら、臨月まで仕事をし、出産し、育児をすることになります。

それは想像を絶する大変さですが、僕もできる限り頻繁に東京に通い、様々なサービスを利用しながら、一緒に試練を乗り越えていく道があったかもしれません。

僕は、あらゆる可能性を全力で探すべきでした。彼女の人生を大切にするために。

結果として、彼女が就職をあきらめる道を選んだとしても、ふたりで懸命に考えた末の結論ならば、彼女の受け止め方はまったく違ったものになったのではないかと思います。

僕は、人生を破壊するほどの重い決断を、当然のことのように、彼女ひとりに押し付けてしまったのです。

妻の味方になるということ

さらに悪いことに、僕の母親が、結婚に猛反対しました。

専業主婦で子育てに人生を捧げてきた母親にとって、溺愛する長男が就職前にできちゃった結婚など、あってはならないことでした。

母親は気が狂ったように反対し、何の罪もない彼女を攻撃するような言葉さえ吐きました。

普通の自立した男ならば、母親を制止して、妻の味方でいることを貫くでしょう。たとえ母親と決別することになったとしても、妻との新しい人生を責任を持って選択するでしょう。

ところが僕は、反対する母親を見て、結婚することが怖くなってしまったのです。

母親が主張するように、お互い就職して社会人としての生活に慣れてから、最適なタイミングで結婚し、計画的に子供を持つ方が「普通」なのではないかと、心が揺れてしまったのです。

彼女は、そんな僕のマザコンぶりに、さらに深く傷つきました。

ふたりで乗り越えるべき試練のときに、なぜこの男は自分の味方でいてくれないのだろう…

彼女は絶望したに違いありません。

この取り返しのつかない過ちは、ひとえに僕が自立できていなかったことに原因があります。

幸せな妊娠・出産とは

いくつもの修羅場を経て、結局、僕と彼女は結婚しました。

彼女は就職の内定を正式に断り、僕は初任地として地方への赴任を命じられました。

妻は、友人のいない場所で出産し、孤独に育児することになりました。

そして、うつ病を発症しました。

僕は、苦しんでいる妻を助けようと、様々な病院を回ったりしましたが、よくなるはずはありませんでした。

なぜなら、妻は僕に絶望していたからです。

もし、妊娠が分かったときに、妻の人生にきちんと寄り添うことができていれば…

もし、猛反対する母親をはねのけて、妻との人生を責任をもって選んでいれば…

妻が絶望することはなかったでしょう。

そして、生まれてくる命を慈しみながら、幸せな妊娠・出産を過ごすことができたと思うのです。

悔やんでも悔やみきれません。

僕を反面教師にしてほしい

あなたの奥さんや彼女が妊娠したら、僕の失敗談を反面教師にしてほしいです。

僕が伝えたいのは、次のことです。

  • 新しい命を最優先する
  • 妻の人生を尊重する
  • そのために、あらゆる可能性を探る
  • 妻の絶対的な味方でいる
  • 幸せな妊娠・出産をともに実現する

えいぷりお的まとめ

男は妊娠も出産もできません。だから、必死に考えるしかありません。

新しい命が来てくれることは素晴らしいことですが、あなたの大切な奥さんや彼女は、大きな不安を抱えているかもしれません。

100%の理解はできなくても、全力で考えて、彼女の人生に寄り添う努力をしてください。

それができるかできないかで、その後のふたりの人生は大きく変わってきます。

僕のように夫婦関係を破綻させてしまわないよう、僕を反面教師にして、ふたりで人生を切り開いていってもらいたいです。

2 Comments

eiji-maru

秋月 耕さん、コメントありがとうございます。うれしいです。

僕は大事なときに妻の心に寄り添えず、悲しませてしまいました。妻が癒やされ幸せになることを願って、自分を変えていけるよう努力したいと思っています。

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