こんにちは! このたび15年ぶりに転勤の命令を受けました、えいぷりおです!
僕の場合、長女は東京の大学に入ったばかり、次女は小学校に入学したばかりということもあり、単身赴任ということになります。
家庭内別居ブロガーを名乗る僕にとって、妻と離れて暮らすことは、むしろ喜ばしいことかもしれません。
ですが、経済的な面や、子供と離れなければならないことなど、様々な不安や悩みがあり、複雑な心境なのです。
今回はご報告も兼ねて、単身赴任を前にした心境を語ります。
転勤を告げたときの妻の反応
僕の勤めている会社は全国各地に支社があり、通常3~5年ごとに転勤命令が下ります。
だから社員の家族は転勤族として全国をついてまわるか、数年ごとに単身赴任を繰り返すことになります。
ところが僕は、妻が長くうつ病と診断されて心身が弱っていたことがあり、転勤を免除されていました。
また、僕の仕事が専門的なスキルを求められるという事情もあり、結局15年間も東京にとどまることになりました。
今回ついに転勤が言い渡されました。行き先は東京から新幹線で2時間半の場所です。
上司から内示を受けてすぐに妻に連絡を入れました。妻からの反応は冷淡なものでした。
「家賃は安いところを選ぶように!」
「家具・家電は買わずに人からもらうこと!」
これしか言うことないの~ ワタクシにも基本的人権を!! と叫びたくなりましたよ。
でも妻の言うことは、その通りなんです。二重生活になるということは、それだけ家計がかさむわけですから、節約は絶対です。
一番手っ取り早く節約できるのは、僕の家賃や、家具・家電ですからね。僕もぜいたくするつもりは、まったくありません。
でも、
「あんたはシェアハウスとかでいいんだから」
などと言われちゃうと、やっぱヘコミますよ…
そんなわけで、予想通り妻からの反応は、ディスられて終わりでした。
【関連記事】 家は住宅補助でまかなえる家賃で、家具家電付きのワンルームを選びました。そのメリットにメリットについてはこちら。
【単身赴任の住まい】数年間の一人暮らしなら「家具家電つき」がオススメ!家庭内別居の僕が単身赴任するメリット
転勤もご縁だと僕は考えています。ポジティブに捉えたいものです。
仕事の中身はさておき、家族との関係において、僕が単身赴任することのメリットは何でしょうか。
【僕が単身赴任するメリット】
- 夫婦間のネガティブなやり取りが減る
- 僕の家事の負担がなくなる
- 仕事に集中できる
- ブログ(副業)にも力を注げる
一番目の「夫婦間のネガティブなやり取りが減る」が、やはり最大のメリットです。
これまで「家庭内別居」だったのが、本物の「別居」になるわけですから、その方がお互いすっきりします。
妻にとっては、僕がこれまでやってきた家事をすべて請け負うわけですから、負担が大きいのではないか… と心配していました。
だけど妻が言うには、
「あんたがいなくなってストレスがなくなることの方が大事。家事のやりくりなんて、子供たちと協力すれば簡単にできる」
とのこと。
「僕がいなければ家事が回らないのではないか…?」というのは僕の勝手な思い込みだったのかもしれません。
二重生活になることの経済的な不安
やはり一番の不安は、経済的な面です。
単身赴任手当が少しは支給されるようですが、新たな出費をカバーできるほどのものではありません。
新たな出費としては、僕の家賃がまず大きいですね。妻が「シェアハウズにでも入ったら?」と言うのも、分からなくはありません。
単身赴任生活には月々どのくらいかかるのでしょうか?
【単身赴任の生活費】
- 家賃 5~8万円
- 光熱費 1~1.5万円
- 食費 4万円(社会人男性の平均)
- 通信(Wi-Fi)5000円
- 雑費 1万円
仮に家賃や光熱費を最低に抑えたとしても、僕の月々の出費は12万円はかかります。
一般的な社会人の一人暮らしは月18万円と言われているので、かなり切り詰めることを想定した数字です。
東京に残る家族の出費は、僕がいなくなる分、少しは減るはずですが、新たな増加分を相殺できるものではありません。
2世帯に分かれると、どうしても無駄が生じるのです。
会社からの手当がいくらなのか、まだ聞いていないのですが、一般的な額を調べてみました。
住居費の手当はいくらくらい?
一般的な会社では、単身赴任先の住居費は支給されるのでしょうか?
会社の命令で転勤するわけですから、住居費はすべて会社がもつのが筋だと思いますが、80%支給などのケースが多いようです。
社宅がないかなど会社の制度をよく調べて、もっともリーズナブルな方法を検討するのがよさそうです。
単身赴任手当はいくらくらい?
厚生労働省が「就労条件総合調査」というものを行っています。
これは民間企業の働き方を知るために毎年行っている調査で、5年おきに「諸手当」についても公表されています。
2015年度(平成27年度)の統計では「単身赴任手当、別居手当など」は46,065円でした。
ただし、支給している企業は全体の13.8%に過ぎません。1,000人以上の大企業でも66.9%しか支給していません。
手当をもらえたとしてっも、住居費以外の新たな出費(僕の場合7万円~)を、すべてカバーするのは難しそうです。
やはり単身赴任をすることで、これまでよりも支出は増えてしまうことは確定のようです。
【関連記事】 単身赴任手当の相場と、少ない生活費でやりくりする方法については、こちらの記事を参考にどうぞ。
【単身赴任の手当】もらえる相場は? 少ない生活費で一人暮らしをやりくりする方法帰宅交通費は支給されるか?
月に1回の帰宅交通費が支給されるケースが多いようです。
僕の場合は、帰省しても家に居場所がないので、月1回も帰らないかもしれません。
もし交通費が固定費として支給されるなら、帰宅の回数を減らして、生活費の一部として使うことになりそうです。
子供と離れることが一番つらい
経済的な問題よりも、僕の心に影を落としているのは、まだ幼い次女と離れなければならないことです。
いま小学校1年生。一番かわいい時期です。
あの柔らかいほっぺに触れることが、もうできなくなってしまうのか…
そう思うと、胸が締め付けられます。
帰宅してから子供に転勤のことを話しました。
「お父さん、○○ちゃんと一緒にいられなくなっちゃうと思うと、涙が出そうだよ」
と気持ちを伝えると、
「おとうさん、ちょっと待ってて」
と言って、大切な宝物とお手紙を持ってきてくれました。
きれいに乾燥させた花びらと、大切にしていたお守り。
「このおうちにもどってくるまで、おとうさんにかしてあげる」
と言って渡してくれました。
「おとうさんえ、だいだいだいだいだーーーーーーーいすき」
お姫様と謎の生き物の絵。
こんな素敵な子の成長を、そばで見ることができなくなるんだ…
僕の知らないうちに、どんどん大きくなってしまうんだ…
そう思うと、涙があふれてきます。
今まで何度となく離婚したいと考えてきました。その場合、妻に子供が引き取られるとしても、頻繁に面会できれば… などと安易な想像をしていました。
でも、離れて暮らすことが現実として突きつけられてみると、こんなにも胸が引き裂かれるなんて、想像を超えていました。
単身赴任の数年間を有意義なものにする
僕にとっては、社会人として初めての単身生活になります。
学生時代の終わりに結婚した僕は、就職したときから妻帯者でした。新人時代に一人目の子供が生まれました。
だから、初めての単身生活を、しっかり有意義なものにしたいと思います。
【単身赴任中の目標】
- ブログをもっとしっかり運営する
- ビジネス英語のレベルを上げる
- 読書量を増やす
- 新たな趣味をもつ(絵を描くなど)
おそらく赴任期間は3~4年。目標を持たずにダラダラ過ごしてしまったら、あっという間だと思います。
1日1日を最大限に楽しみ尽くして、実り多き期間にしたいと思います。
そして、人として成長することで、妻との関係もよくなれば最高なのですが…
【関連記事】 単身赴任生活のスタートは住居選びから。オススメは家具・家電つきの物件。詳しく解説します。
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【一人暮らしのキッチン】100均でそろえる!ワンルームの狭い台所を使いやすくする方法【関連記事】 ずっと見ることができなかった昔のビデオテープを思い切って再生してみました。過去の自分の姿を直視すると、様々な大切な気付きを与えてくれます。
過去の家族ビデオを見て夫婦関係を見つめ直す ー自分を客観的に知る方法〔追記〕単身赴任が夫婦関係を悪化させる
単身赴任生活がスタート。その後の変化を新たな記事につづっています。
残念ながら夫婦関係は以前より悪化しつつあります…
別居して1ヶ月、妻の僕に対する非難はひどくなる一方。幼い次女とは、電話で話すことさえできなくなりました。
【悲報】単身赴任1ヶ月、妻からの非難はひどくなり、娘とは電話もできなくなりました…単身赴任から4ヶ月経つと、東京への出張の際にも帰宅を拒否されるようになりました。妻だけでなく、長女も拒否するようになりました。
【悲報】単身赴任先から帰宅して子供の顔を見たいけど、妻から「帰ってくるな」と拒否された誰もいないときに自宅に戻ってみると、そこには僕が住んでいた痕跡がなくなっていました。ここはもう僕の居場所ではないんだ… 大きな悲しみに向き合うことになりました。
【悲報】妻から帰宅を拒否されている僕が久しぶりに家に戻ってみたら、自分の痕跡が消えていたこれからまだ3~4年続く別居生活。夫婦関係と親子関係はどうなっていくのか。書き留めていこうと思っています。
えいぷりお的まとめ
仲のいい家族にとって単身赴任は、非人道的な人事かもしれません。
でも、家庭内別居の僕が、単身赴任によって本物の別居になるのは、ちょっと事情が違います。
このチャンスを、僕自身の成長のためにも、家族の幸せのためにも、しっかり活かせるかどうかが大切です。
今後もこのブログで、単身赴任サラリーマンの悲哀と小さな幸せについて発信を続けていきますので、見守ってやってください!
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