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結婚指輪を切断して取り外した ~左手薬指を締め付けていた呪縛を解き放つ~

切断して取り外した結婚指輪

こんにちは。えいぷりおです。

僕の左手薬指に20年以上はまっていた結婚指輪を、切断して取り外しました。

まるで孫悟空の輪のように、変形して指の付け根を締め付けていた指輪。

知らず識らずのうちに体の一部になってしまっていたようで、取り外してから1ヶ月以上が経った今も、食い込んだ跡が消えません。

いつになったら跡が消えるのかは分かりませんが、今の気持ちを書き残しておきます。

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僕の指を締め付けていた結婚指輪

結婚指輪が変形して指の根本を締め付けている

僕の左手薬指につけられた結婚指輪。上の写真をよく見てみると、指の側面部分がほぼ直線になるくらいに変形していることが分かるでしょう。

プラチナは柔らかい素材なので、多少は歪むことはあるそうですが、僕の場合はかなり極端です。

妻からの呪いなのかな…

と半ば本気で感じるほど、不自然に指に食い込んで、まったく取り外すことができなくなっていました。

妻は結婚指輪を投げ捨てた

ちなみに、妻はかなり以前に結婚指輪を投げ捨てています。

その頃は、まだ夫婦の会話もありましたが、よくある喧嘩の中で感情的になった妻は、指輪を抜き取って草むらに放ってしまったのです。

僕は懸命に探し回って、草の影に落ちていた小さな指輪を見つけ出しました。そして、いつか再びつけてくれる日のために、財布の隠しポケットのようなところに大事にしまっておきました。

ところが不思議なことに、最近財布を買い替えたときに、その隠しポケットを見てみたら、指輪は跡形もなく消えていたのです。

▶僕と妻の関係が壊れてしまった経緯については、「夫婦関係の悩みを超えて」をご覧ください。

呪縛を解き放つために

歪んで指に食い込んだ指輪も、10年以上つけ続けていると、体の一部のように馴染んでくるものです。そのままでも特に不便があったわけではありません。

今までは「もしかしたら関係を修復できるかも…」という淡い期待が心のどこかに残っていたようで、指輪をはずすことを考えようとしませんでした。

ですが、単身赴任で離れて暮らすようになって3年。離婚という選択肢が現実的になってきた今、自分自身を締め付けている呪縛のようなものを解き放ちたい、という気持ちが強くなってきたのです。

ジュエリーショップで指輪を切断する

指輪の切断は、ジュエリーショップでやってもらえます。自宅から近い店舗を見つけて、訪ねてみました。親切な店員さんが丁寧に応じてくれて、すぐに切断の作業に入りました。

小さな丸いのこぎりが付いた装置を指輪に固定し、ハンドルを回すと刃が回転します。コリコリと軽い音を立てて、拍子抜けするほどあっけなく指輪は切断されました。

切断して取り外した結婚指輪

ラジオペンチで押し広げられ、指から取り外された指輪を見て、少し感傷的な気持ちになってしまいました。

裏面には二人の名前を刻み込んだ刻印が… 20年前にジュエリーショップで、かわいいリングを一緒に探した遠い日の記憶が蘇ってきます。あの頃はこんな日が来るなんて思いもしませんでした。

指輪の跡が消えるのはいつの日か

結婚指輪が食い込んだ跡がずっと消えない

指輪をはずしてから1ヶ月以上が経ちました。

最初の1~2週間は、左手薬指の付け根を右手で触れるたびに「あ、もうないんだ…」と思い出すような感じでした。僕はもともと、右手で指輪に触れて、くるくる回すのが癖だったのです。

その癖は少しずつなくなっていきましたが、指輪の食い込んだ跡と、つけていた感触は、まだリアルに残っています。

これらが消えるのには、まだ時間がかかるでしょう。しっかりと余韻を感じながら、これからの妻の人生が幸せなものになるように、そして僕自身の人生も豊かなものになるように、生きていきたいと思います。

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