こんにちは。えいぷりおです。
やっと念願のiPadPro10.5とapple pencilを買って、ずっとやってみたかったお絵かきをしてみました!
楽しい!自由に様々な画材を使って、リアルなお絵かきではできないような様々な表現もできて、感激しています。
最初に描いてみたのは、ブログのアイキャッチ画像。恩田陸の小説『蜜蜂と遠雷』の関連記事のために、4つの絵を描いてみました。
どのように描いたのか簡単な解説も交えて、4部作をご紹介します。
▼全作品のまとめはこちら。
【趣味のお絵かき】全作品まとめ アラフォーで独学、素人の趣味だけど発信してみます!2年越しの念願だったiPadPro10.5
お絵かきのために、iPadPro10.5がほしい!と思い始めたのは、もう2年も前のこと。
▼こんな記事まで書いて、買う妄想をしていました。
【絵が描きたい!】iPad Pro用のケース・カバー・キーボードを比較シュミレーションずっと購入に踏み切れなかった最大の理由は、情けない話ですが、お金がなかったこと。
サラリーマンとしての稼ぎは決して悪くないのですが、自分のためにお金を使う勇気がなかったのです。
でも、がんばって働いているんだから、たまには自分にご褒美してもいいよね!と、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買う決心をしました。
と言っても、中古ですが…
メルカリでiPadPro10.5とapple pencilがセットで売られているのを発見し、値切り交渉して56000円に。定価だと96000円くらいだから、40000円のディスカウント。これでようやく自分にOKを出せました。
小説『蜜蜂と遠雷』のブログ記事4部作
まず描いてみたのは、恩田陸の小説『蜜蜂と遠雷』に関する4本のブログ記事のアイキャッチ画像です。
この小説は、国際ピアノコンクールを舞台に、4人の若きピアニストが成長していく物語。彼らは、予選から本選までに12~13曲を演奏します。
小説をより楽しんで読めるよう、各ピアニストが弾く曲について、簡単な楽曲解説とおすすめの動画を紹介する記事を書こうと思い立ちました。
そこで、アイキャッチ画像として、それぞれのピアニストの個性が感じられるようなイラストを描くことにしたのです。
▼小説『蜜蜂と遠雷』の書評はこちら。
参考 小説『蜜蜂と遠雷』の書評そなてぃね▼映画『蜜蜂と遠雷』の感想はこちら。
参考 映画『蜜蜂と遠雷』の感想そなてぃね使ったお絵かきアプリは「Adobe Sketch」と「Procreate」
iPadを使ったお絵かきで重要なのは、アプリを使いこなすこと。
今回僕は、ふたつのアプリを使いました。
▼ひとつめが「Adobe Sketch(アドビ・スケッチ)」です。
正式名称は「Adobe Photoshop Sketch」で、フォトショップの描画性能をタブレット用に最適化したアプリです。
このアプリの凄さは「手書きを超える手書き感」にあります。特に水彩画モードでの、色と色が混じり合う感じは、他のアプリにはないクオリティ。これが無料とは信じられません。
▼ふたつめが「procreate(プロクリエイト)」です。
お絵かきアプリとしては、最も有名なひとつ。
様々な筆記具があり、細かく設定を変えることができます。このアプリを使いこなせたら、できないことはないんじゃないかと思えるほど高性能です。
1200円の有料アプリですが、リアル画材を買い揃えることを考えると、極めてリーズナブルだと思います。
1作目 風間塵のイラスト
▼これが記念すべき1作目。16歳の天才ピアニスト、風間塵のアイキャッチ画像です。
風と光りの中にいる「自然児」のイメージで描きました。
この作品は「Adobe Skech」だけで描きました。まだ2つのアプリを連携して描く方法が分からなかったのです。
▼最初に水彩絵の具を使って下地を描きます。
この絵具のにじみ具合が本当にすごいんです。筆の太さや、筆に含ませる水の分量などを調節することができます。
荒い点描画のような感じで、ポンポンと好きな色を置いていくだけで、印象派の画家になったような気分になってきます。
▼この下地の上に別のレイヤーを重ねて、白いペンでイラストや文字を描いていきます。
「Adobe Sketch」の弱点は、ペンの種類が少ないことです。細かい設定もできないので、僕の画力では幼稚な絵になってしまいました。
▼このアイキャッチを使った記事がこちら。
参考 『蜜蜂と遠雷』風間塵の演奏曲リストそなてぃね2作目 栄伝亜夜のイラスト
▼2作目は、再起をかけてコンクールに臨むかつての天才少女、栄伝亜夜です。
ショートボブの可憐な少女。僕好みの優しい雰囲気の女性を描くことができました。
▼まず、1作目と同じように「Adobe Sketch」で下地を描きます。
泉のように湧き出す鮮やかなイマジネーションを表現したいと思い、画面の下から上へ筆を走らせてみました。
この画像をエクスポートして「Procreate」で続きを描くことに。1作目からちょっと進歩しました。
「Procreate」は筆記具の種類が豊富で、細かい設定も可能。さらに最近のアップデートで、テキストも入力できるようになりました。
▼そういった機能を使って、1作目よりもいい感じになりました。
髪の毛の部分は、別売りで買った個性的なペンで描いてみました。テキスト部分は、少しくすんだテクスチャにしています。
ヨーロッパの街中に貼られているポスターみたいな感じになったかな…
▼このアイキャッチを使った記事がこちら。
参考 『蜜蜂と遠雷』栄伝亜夜の演奏曲リストそなてぃね3作目 高島明石のイラスト
▼3作目は、楽器店勤務のサラリーマンでラストチャンスのコンクールに挑む、高島明石です。
温かみのある木目調をイメージしました。眼鏡の奥で、深い色を湛えた目が遠くを見つめています。
▼これも同じように「Adobe Sketch」で下地を描きました。
うーん。もう少し「木」の感じにしたかったですね。でも茶色っぽくしすぎると、おじいちゃんっぽくなってしまうので、なかなか難しいのです。
▼2作目と同じように、ここからの作業は「Procreate」でやりました。
テキスト部分のフォントを変えると、全体の雰囲気がガラッと変わります。有料のフォントも買ってみようかな。
▼このアイキャッチを使った記事がこちら。
参考 『蜜蜂と遠雷』高島明石の演奏曲リストそなてぃね4作目 マサル・カルロスのイラスト
▼4作目は、ペルーの日系三世を母親に持つマサル・カルロスです。
僕自身は、これが一番気に入っています。背景の色味も、人物の表情も、文字の雰囲気も、なかなかいい感じになりました。
僕はアラフォーのド素人ですが、描くごとに技が増えて、イマジネーションも膨らんで、とても楽しいです。
▼この作品の下地はこちら。
色のイメージは、高貴さを表す紫。理知的な感じを出すために、四角いレンガを積み重ねていくように配色していきました。
▼技法的には先ほどまでの作品と変わりませんが、少しずつ慣れてきました。
こんなふうに、水彩画の下地に、まっしろなペンでイラストを描くというのは、リアルなお絵かきでは難しいですよね。
iPadを使ったお絵かきでは、レイヤー機能のおかげで、こういうことが簡単にできます。本当に買ってよかった~!
▼このアイキャッチを使った記事がこちら。
参考 『蜜蜂と遠雷』マサル・カルロスの演奏曲リストそなてぃねえいぷりお的まとめ
似たような4作品でしたが、少しずつ成長している様子も見ていただけると思い、すべて掲載してみました。
iPadを使ったお絵かきのよさは、何回でも失敗できること!そして、アプリの力を借りることで、予想もしなかった方向にイマジネーションを膨らませられることだと思います。
今回の4部作は「水彩画の下地の上に白いペンでイラストを描く」という発想で描きましたが、はじめからこの方法で描こうと思っていたわけではありません。アプリをあれこれ触っている中で、偶然思いついた方法なのです。
今後も、iPadを使って、自分では思いもよらなかった作品を生み出していきたいと思います。
▼全作品のまとめはこちら。
【趣味のお絵かき】全作品まとめ アラフォーで独学、素人の趣味だけど発信してみます!