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【L-アルギニン】体内でNO(一酸化窒素)を作り出し血管のめぐりを高めるアミノ酸

ハーブデトックスで血管年齢が5歳! になった、えいぷりおです。

血管をしなやかに拡張させ、全身のめぐりを高めるのは、血管上皮細胞で作られるNO(一酸化窒素)です。その産生を促すのがL-アルギニンというアミノ酸。健康な毎日を支える、今の時代に欠かせない栄養成分として注目されています。

1998年ノーベル医学・生理学賞のインパクト

アルギニン 血管タイトル

1998年のノーベル医学・生理学賞は、ニューヨーク州立大学のロバート・ファーチゴット名誉教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のルイ・イグナロ教授、テキサス大学のフェリド・ムラド教授という、薬理学者3氏に授与されました。

その授賞理由は「循環器系における信号伝達分子としての一酸化窒素(NO)の発見」。なんだか難しいそうですね。

簡単に言うと、「血管の内皮細胞で作られるNO(一酸化窒素)は、血管を弛緩・拡張する(血液の流れをよくする)作用を持つ」ということです。

1998年当時、このNOに関する研究が盛んにおこなわれていて、受賞した3氏は、その最前線を行くエキスパートでした。

大気汚染物質のNO(一酸化窒素)が体内に!?

アルギニン 排気ガス

NO(一酸化窒素)というと、自動車の排気ガスに含まれる大気汚染物質で、光化学スモッグや酸性雨の原因としても知られています。

そんな物質が、体内で重要な役割を果たしているというのは、驚きですよね。

実はノーベル賞を受賞したひとり、ルイ・イグナロ博士は、あるインタビュー記事でこんなエピソードを披露しています。

研究費用に関してはいろいろなところに申請しました。かつて私が研究員として在籍したことのある米国国立衛生研究所(NIH)にも申請したのですが、「NOのような大気汚染物質の生理機能を研究するのはクレージーだ!」と断られてしまい、資金が出ませんでした(苦笑)。

(引用:シトルリン研究会

とても面白い逸話ですよね。そのくらい、この研究成果はそれまでの常識を覆す衝撃的なものだったのです。




体内でのNOの働き

体内でのNOの主要な働きは、血管を弛緩・拡張させることです。その作用によって、心血管、循環系の疾患を改善することができます。例えば、以下のような疾患が挙げられます。

  • 脳梗塞
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 心不全
  • 動脈硬化

こういった重篤な循環器系の疾患から、NOは私たちを守ってくれます。

ちなみに、心臓疾患の特効薬として知られるニトログリセリンは、血中でNOに変化することで作用します(この事実がNO研究の発端のひとつになりました)。

また、派生的な成果として、勃起不全を改善するバイアグラも、NOのこうした作用を応用しています。

NOは体内のどこで作られるか

NOがどこで作られるかというと、血管の内皮細胞というところです。

アルギニン 内皮細胞

この図の通り、内皮細胞とは、血管の内側、つまり血液が流れている側の層になります。内皮細胞で作られたNOは血液中に放出され、それが血管平滑筋(図の中膜にあたるところ)に働きかけて、血管の弛緩反応を促します

NOの研究の難しさ

実は、体内のNOを研究するのは、とても困難なことでした。なぜならNOという物質は数秒で分解されてしまい、実態をとらえるのが極めて難しかったのです。

前述のルイ・イグナロ博士は、微量のNOを測定する際の、こんな苦労話も話しています。

最も困難だったのは、NOを測定する良い技術がなかったことです。ご存じのようにNOは、排気ガスということもあって大気中にもたくさんありますが、研究対象になるような一般的な気体ではなかったわけです。まず、我々はいろいろな文献を読んで、政府機関がどのように大気中のNOのレベルを測っているのかを調査しました。大気の汚染状況をみるために測られていたNOの測定方法を調べ、実際に使われているのと同じような装置を購入したのです。非常に高価なものでしたが、これを用いて試験管中のNOを測定しました。

(引用:シトルリン研究会

大気汚染の測定装置が役立ったという、これまた興味深いエピソード。こんな苦労を経て、ついに血管を弛緩・拡張させる物質の本体が、NO(一酸化窒素)であることが突き止められたのです。



NOの原料はL-アルギニン

NOはガス状の物質で、数秒で消えてしまうため、体内に一定量を維持し続けるためには、その原料を日常的に摂取する必要があります

その原料となるのが、L-アルギニンというアミノ酸です。

アルギニン シトルリン循環

この図に示されたように、L-アルギニンは、細胞内で酵素反応によって、L-シトルリンという別のアミノ酸に変換されます。その過程でNOが作られます。

面白いのは、L-シトルリンが再びL-アルギニンにリサイクルされる点です。このようにして、より効率的にNOが作られる仕組みが、血管内皮細胞には備わっているのです。

L-アルギニンをどのくらい摂取すべきか

ルイ・イグナロ博士は、「NOでアンチエイジング」(2007年)という本を書いています。

 

この本は、イグナロ博士が関わっているサプリメント会社の宣伝のような部分もあるので、その点は注意しなければなりませんが、L-アルギニンの摂取量について、はっきりした数字を書いています。

それによると、1日のL-アルギニンの理想的な摂取量は、3000mg(3g)以上。筋トレ目的なら10000mg(10g)以上と書かれています。これ、実はかなりの量なのです。

身近な例で言うと、レッドブルというエナジードリンクがありますよね。あれはL-アルギニンを含むことを売りにしているドリンクですが、1本あたり250mgしか含まれていません。理想的な量のL-アルギニンをレッドブルから摂取しようと思うと、1日の12~40本も飲まなければなりません。これじゃあ、かえって不健康になりますよね。

食品では、肉類、ナッツ、大豆、玄米、レーズン、エビ、牛乳などに多く含まれます。一例を挙げると(可食部100gあたりの含有量)、

・うなぎ 1100mg
・ニンニク 970mg
・高麗人参 957mg

これらを食べて1日に3000mg以上を摂取するというのは、ちょっと現実的ではありませんよね。

となると、質のいいサプリメントで補う必要がありますが、安価なものでは含有量が足りません。

また、同書ではシトルリンの摂取も勧められています。サイクルの片側(L-アルギニン)だけでなく、もう片側を担うシトルリンも摂ることで、より効率的なNO産生を促すためです。

シトルリンの摂取量としては、200~1000mgと書かれています。サプリメントを選ぶ際には、シトルリンも適度に含有しているものを選ぶと、より効果的でしょう。

ハーブデトックスで実感した効果

僕は、2017年の1~2月に「ハーブデトックス」というものに取り組みました。4週間の断食を含む、全7週間のプログラムです。断食をしながら、質の高いハーブ製品を摂取することで、腸の状態を完全にリセットするのが狙いなのですが、もう一つの重要な目的が、「血管の若返り」なのです。

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ハーブデトックスで摂取するハーブ製品の中で、もっとも重要なものに位置付けられているのが、天然由来のL-アルギニンをたっぷり含んだ製品です。

粉末状の製品で、スティックに小分けになっていて、1本のスティックに、L-アルギニンがなんと5000mgも含まれているのです。L-シトルリンも含まれています(量は記載されていない)。僕はデトックス期間中、このスティックを1日に5~8本ほど飲みました。

その効果は圧倒的でした。デトックス終了後に測定した「血管年齢」は、なんと11歳! さらに1年後に測定した際には、なんとなんと5歳!! もともと血管の状態は悪くはなかったのですが、これほどまでに若返るとは驚きでした。

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デトックスとは、体内の毒素を排出することです。排出される毒素は血管を経由しますので、スムーズな解毒には健康な血管が欠かせません。また、デトックスで腸がきれいになっても、吸収された栄養素を全身に行き渡らせるには、やはり血管のめぐりのよさが不可欠です。

その点、L-アルギニンのハーブ製品を摂取しながら行うハーブデトックスは、他のファスティング(酵素を使ったもののなど)とは一線を画すものがあります。

L-アルギニンの効果を体感したい方は、ぜひハーブデトックスにも取り組んでみられることをオススメします。

※ハーブデトックスに興味のある方は、問い合わせフォームからメッセージください。より詳しい情報をお伝えできるほか、トレーナーを紹介することもできます!




【ハーブデトックス】連載の構成

ハーブデトックスに関するブログは、プロセスの順を追って以下の記事で構成されています。

ハーブデトックスとは何か? 身体を解毒する画期的な方法と、その効果を徹底解説!
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〔関連体験記〕
僕がハーブデトックスに取り組む大きなきっかけとなった健康チェック。たった2分半の測定で、血管年齢や臓器の状態、ストレス指数などが分かる最新の測定器、U-BIO(ユーバイオ)について。

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