こんにちは。えいぷりおです。
僕は妻との関係が壊れて、家庭内別居になってしまいました。
本当は仲のいい夫婦になりたかった。でも、自分の未熟さから、それを叶えられず、とても残念に思っています。
これから家庭を築いていく人たちには、僕と同じ思いはしてほしくありません。
そこで、家庭内別居のつらさについて、お伝えしておきたいと思います。
この記事は、「家庭内別居の悲哀」というテーマで書いた連載のひとつです。
夫婦関係に悩む方の参考になればと思い、僕の失敗談を交えながら、今回は「家庭内別居のつらさ」について書いていきます。
【家庭内別居の悲哀】
家庭内別居のつらさ
家庭内別居には、どのようなつらさがあるのか。リストアップしてみます。
【家庭内別居のつらさ】
- 挨拶も交わさない冷え切った空気
- 楽しい家族イベントがなくなる
- 互いの非を責め合う無限ループ
- 子供に気を使わせてしまう
- 将来に希望が見いだせなくなる
ひとつずつ見ていきましょう。
挨拶も交わさない冷え切った空気
家の中の冷え切った空気は、知らず知らずのうちに心にダメージを与えます。
挨拶も交わさず、目も合わせなくなると、本当に心の底が乾いてガサガサになっていきます。
こうした日々のダメージによって、仕事の生産性も落ちるので、放っておくと職場で大きな失敗をしでかすことも。
家庭の問題が仕事にも悪影響を与えはじめると、どんどん悪循環にハマっていきます。こうなると、本当につらいです。
僕は幸い仕事で大きな失敗をすることはありませんでしたが、いつも疲れ切っていて、同僚から「顔色が死体みたいだな」と言われたこともあります。
僕からのアドバイスとしては、最低限のルールとして「挨拶だけは交わしましょう」ということを、夫婦間で合意した方がいいと思います。
【関連記事】 「家庭内別居のルール10項目」はこちらの記事へ。
家庭内別居のルール10項目 ー最低限のマナーを守って平穏に過ごすコツー楽しい家族イベントがなくなる
僕たち夫婦はもともとは仲がよかった(少なくとも僕はそう思っていた)ので、楽しい家族イベントが色々とありました。
子供がらみの行事は年間を通じてたくさんありますし、長い休暇には旅行に行ったりもしました。
そういったイベントが、家庭内別居になると一切なくなってしまいます。
楽しかった時期があっただけに、今の状況が虚しくて、寂しくて、やりきれなくなります。
互いの非を責め合う無限ループ
ただ会話を交わさないだけなら、まだマシかもしれません。
互いの非を責め合う無限ループの状態に陥ってしまうと、悲劇です。
ちょっとした出来事で、どちらかが相手を非難したとします。その言い方は、どうしてもキツくなります。
言われた方にも言い分があるので、反論します。どんなに冷静に言い返したとしても、言葉はより攻撃的になります。
反論された側は、怒りに火が付き、過去のことまで持ち出して反撃に出ます。
過去のことは関係ないだろ!と応戦しはじめるころには、最初のきっかけはどうでもよくなっています。
僕の場合、これが明け方まで続くこともザラにありました。性も根も尽き果てるとはこのことです。
ボロボロになって完全徹夜のまま出社しますが、仕事に身が入るはずもなく、疲労困憊して帰宅。
疲れ切った顔が当てつけがましいと、また妻の攻撃が始まって… とまた無限ループに突入していきます。
これは本当に地獄です。
子供に気を使わせてしまう
家庭内別居の一番の犠牲者は子供です。
子供は、両親が仲良く笑ってくれていることを望んでいます。それなのに、親は身勝手に冷え切ったり、攻撃し合ったり…
さらには、どちらか一方の親が、もう一方の親の悪口を子供に吹き込むこともあります。
これは、ある意味、虐待だと僕は思います。
僕自身、子供に妻の悪口を言ってしまったことがあるし、逆に妻も僕の悪口を吹き込んだことがあります。
どちらの方が悪いなどと考えるのは愚かなことです。傷ついているのは子供なのですから。
家庭内別居の家の子供で、傷ついていない子はひとりもいないのではないでしょうか。
将来に希望が見いだせなくなる
家庭内別居にゴールがあるとすると、ふたつしか道はありません。
ひとつは、夫婦関係を修復する道。
もうひとつは、離婚です。
でも、ほとんどの場合、どちらの道も取ることができません。夫婦関係は修復不能、そして離婚に踏み切ることもできない。
つまり、ゴールのない道を進んでいくことになるのです。
家庭内別居の夫婦は、将来に希望を見出すことのできないこの状況に、耐え続けなければなりません。
えいぷりお的まとめ
このように、家庭内別居という生き方は、幸せの対極にあります。
だから、もしあなたがこれから家庭を築いていくのなら、絶対に道を誤らないでほしい。
夫婦関係を破綻させないよう、結婚後こそ人としての成長を目指してください。
【家庭内別居の悲哀】
【つづき】 「家庭内別居が子供に与える影響」はこちらの記事へ。