こんにちは。えいぷりおです。
家計の管理は、夫婦円満のポイント。二人で責任をもって管理することが大切です。
でも、かなりの割合の夫婦が、どちらか一方に管理を任せているのではないでしょうか。
奥さんに(あるいは旦那さんに)任せきりにしている人は、家族の将来像を思い描こうとしない無責任な人だと僕は思います。
そう、僕自身がそうでした… 家計にきちんと目を向けず、将来のビジョンを考えようとしなかったために、夫婦関係を壊してしまいました。
この記事は、「夫婦関係を破綻させないために」というテーマで書いた連載のひとつです。
これから大切な人とパートナーシップを育んでいこうとしている方の参考になればと思い、僕の失敗談を交えながら、「家計を管理して家族の将来像を描くことが、夫婦関係を育んでいく」というテーマで書くことにしました。
【夫婦関係を破綻させないために】
- パートナーの人生を尊重する
- 妻の妊娠・出産に男はどう向き合う?
- 妻の心の不調は、夫が原因かも?
- 家計を管理し家族の将来像を描く 今ここ
- 住宅購入が夫婦関係を壊す?
- 自分の弱さを受け入れる
【まとめ】 「夫婦関係を破綻させないために」のまとめ記事はこちら。
夫婦関係を破綻させないためにー 失敗した僕が伝えたい6つのこと二人で家計を管理している夫婦はたった20%
ある調査によると、家計の管理における夫婦の役割分担は、次のような結果になったそうです。
【家計の管理を誰がしている?】
- 妻が管理 45%
- 二人で管理 or 各自で管理 30%
- 夫が管理 25%
これを見ると、合わせて70%くらいの夫婦が、どちらか一方が管理していることが分かります。
二人で協力して管理しているのは、20%もいないかもしれませんね。
管理を押し付けられている側は、何も考えようとしない相手に対して、不満を溜めていきます。
「将来のために貯金したいのに、勝手に使ってしまう」
「一緒に節約したいのに、協力してくれない」
そういった不満は、家族の将来像を共有できないという深刻な思いにつながっていきます。
僕はお金の管理が苦手で、妻に任せきりでした。家族の将来的な計画もちゃんと考えようとせず、ついに愛想を尽かされてしまいました。
まず家計の現状を共有する
「管理」というと難しいことに聞こえるかもしれませんが、まずは家計の現状を二人で共有することから始めればいいと思います。
【家計のざっくりした現状】
- 収入はいくらか
- そのうち手取りはいくらか
- 何にどれくらい支出しているか
- 将来どのくらいのお金が必要か
「何にどれくらい支出しているか」を知るには、家計簿をつける必要があります。
家計簿は面倒かもしれませんが、試しに1ヶ月つけてみてください。おおよその支出の内訳は見えてきます。
3ヶ月つければ、より正確な傾向がつかめますし、1年間つければ、季節による変動も明確になります。
そういった情報を、二人で共有することが大切です。節約すべき費目などを一緒に考えることで、絆も深まるでしょう。
家族の将来像を一緒に考える
現状を把握できたら、将来どのくらいのお金が必要かを話し合う土台ができます。
【家族の将来を考えるポイント】
- 子供をいつ何人生み育てるか
- 子供の教育をどうするか
- 家を購入するのかどうか
- 休暇にどのような体験を共有するか
- 老後にどんな生活を送るか
よく分からない項目もあるかもしれませんが、考え始めることが大切です。
考え始めることで、人生に責任を持てるようになります。
家族の将来像を、どちらか一人に考えさせていては、夫婦は成り立ちません。
二人が責任を持って考えるために、まずは上のような項目をテーブルに乗せて、一緒に考えはじめてみてください。
節約も一緒に取り組めば楽しい
○年後には子供がほしい。子供には好きなことをさせてあげたい。家族で楽しめる趣味や旅行もしたい。素敵な家も買って…
と家族の将来像を描くようになると、家計の管理にも具体性が出てきます。
節約にも、二人で一緒に楽しく取り組める気がしますよね。
でも、どちらか一人が家計の管理を押し付けられていたらどうでしょうか。
家族の将来のプランも一人で考えることになり、節約などの協力を求めても、主体的に考えようとしない配偶者は、同じ気持ちで取り組んでくれるはずがありません。
一人で頑張っている側は、不満をためていくでしょう。そして、不満は失望に変わり、やがて絶望になっていきます。
僕はお金について学んでこなかった
僕は、幼い頃から大学を出るまで、親からお金について学ぶことがありませんでした。
ほしいものを手に入れるために苦労した経験はほとんどなく、学生時代も十分に仕送りをしてもらったため、生活のためにアルバイトをした経験もあまりありません。
幸か不幸か大企業に就職が決まって、最初からそれなりの給料をもらうようになり、節約や貯蓄をする必要に迫られませんでした。
お金について最低限のことも学ばないままに結婚し、子供ができてしまったのです。
僕と違って妻はしっかりした人でした。妻の親は、爪に火を灯すようにして3人の子供を大学に行かせた人でしたから、妻は節約や貯蓄の大切さを身を以て知っていました。
子供の学費のために、毎月いくら貯蓄しよう。将来家を買うために、節約をがんばろう。老後のために、公的年金の他にいくら必要だろう… そういう将来へのプランを結婚当初から考えていました。
でも僕はまったく能天気で無責任でした。妻は失望し、やがて絶望していったのです。
【参考図書】 僕が遅ればせながら参考にした本がこちら。著者が、家計、会計、住宅ローン、保険、年金、資産運用、出産、子育てについて、数多くの失敗を乗り越えて体当たりで学んでいく、楽しくてタメになる一冊です。
家計の管理は夫婦円満の秘訣
「俺は外で必死に働いてるんだ。育児も家事もお前に任せてるだろ」などと言い放つ尊大な夫が、よくドラマに出てきますよね。
こういう夫は、妻に「任せて」いるのではなく、妻の「せい」にしているだけです。
尊大な夫は、うまくいかないことがあると、必ず妻に責任転嫁して怒りをぶつけます。こういう夫婦に未来はありません。
だから、これから夫婦関係を育んでいく方に僕は伝えたい。家族の将来像は、必ず二人で描いてください。そのための入口として、家計の管理にも責任を持って関わってください、と。
えいぷりお的まとめ
僕は理学部の修士課程まで出た理系人間です。にもかかわらず、お金のことをまったく知らなかった。
計算はできるのに、家計の大切さはわかっていなかった。
家計とは人生なのです。自分の人生に責任を持てる自立した人間でなければ、家計は管理できません。
逆に言えば、お金のことを学び、家計の大切さを知ることで、自分の人生に責任を持てるようになるのだと思います。
【夫婦関係を破綻させないために】
- パートナーの人生を尊重する
- 妻の妊娠・出産に男はどう向き合う?
- 妻の心の不調は、夫が原因かも?
- 家計を管理し家族の将来像を描く 今ここ
- 住宅購入が夫婦関係を壊す?
- 自分の弱さを受け入れる
【つづき】 次の記事は「住宅購入が夫婦関係を壊す?」です。
妻の心の不調は夫が原因かも…!「共依存」と「モラハラ」がパートナーの心を破壊する【まとめ】 「夫婦関係を破綻させないために」のまとめ記事はこちら。
住宅の購入で夫婦が危機に!? 家を楽しく買うためのポイントとは