こんにちは! いくら頭をひねってもアイデアが出てこない、えいぷりおです!
こんな僕なので、「アイデア発想法」をいつも考えているんです。
人生をより豊かにし、仕事や遊びでより自分らしさを発揮するためには、枠にとらわれない自由な発想が大切ですよね。
アイデアが湧き出てくれば、新たな視点で世界が見えるようになります。
そんな「アイデア発想法」をお伝えします。
0から1を発想する「生みの苦しみ」
皆さんは仕事で企画書がなかなか書けなく悩んだこと、ありませんか?
僕は仕事柄、常に新規開発の企画書を求められるので、いつも苦しんでます…。
枠組みが決まってしまえば、作り込んでいく作業や調整業務は得意なのですが、0から1を生み出す最初のアイデアをひねり出すのが、本当に苦手なんです。
そこで、よりスマートに効率よくアイデアを発想するテクニックを、色々と試してきました。皆さんも参考にしてみてください!
前準備 ―自分を空っぽにする―
アイデアをアウトプットするためには、まず脳に情報をインプットする必要があります。でもその前に、インプットするための空間(スペース)を作らなくてはなりません。
それが「自分を空っぽにする」という段階です。余計なものを手放すことによって、新しい情報を入れるスペースができるのです。
細かい雑務をすべて片づける
企画書が「本丸」だとすると、そこを一気呵成に攻めるのが正攻法。でも、まったく歯が立たないときには、まず「外堀」を埋めておくことも効果的です。
- 経理処理
- 顧客との細かな連絡
- 関係各所の調整
- 健康診断などの雑務
こういった外堀をさっさと埋めてしまえば、余計な雑音をシャットアウトして本丸を攻めることができます。
注意しなければならないのは、外堀を埋める作業を「目的化」しないこと。あくまで本丸を攻めるための前準備です。本丸から目を背けるための逃避になってはいけませんよ。
手を抜けるところは徹底的に抜く
細かな雑務の中で、後輩やスタッフに任せられることは、思い切って丸投げしてしまいましょう。
重要なのは「アイデアを出す」という本質的なところに最大の力を注ぐこと。重要度が低い雑務は、人に的確な指示を出して、きれいさっぱり手放してしまうのです。
もちろん、後のチェックとフォローは忘れずに。期日を決めてカレンダーに書き込み、短時間でチェックするよう心がけましょう。
首の血行を促して脳をすっきり
身体のメンテナンスも重要です。脳の活動を左右するのは「首の血行」。心臓から送り出された血液が、重力に逆らって脳に送り込まれるには、関門となる首の血管の通りをよくしておく必要があります。
お風呂にゆっくり浸かったり、ゆっくりとストレッチをしたり、L-アルギニンなどのサプリを活用して血行をよくするなどして、脳に新鮮な血液が行きわたるよう、しっかりと身体のメンテナンスをしておきましょう。
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空っぽになった脳に、新鮮な情報と感動をインプットします。空っぽの頭のままでは、どんなに絞っても何も出てきません。
ここでは一例として、お菓子メーカーの企画開発部の社員が、「新しいコンセプトのチョコレート菓子」を企画する場面を想定してみます。
まず、どのようにしたら効率的にインプットできるのか、その方法を考えていきます。
客観情報の収集は時間を決めて
「新しいコンセプトのチョコレート菓子」を企画するには、特徴を一言で伝えられることが重要ですよね。新しさを際立たせるために必須なのは「過去の事例」「これまでの流れ」「最近のトレンド」などの客観情報。
これはかなり膨大な情報量になりますが、時間を区切って収集したいものです。
例えば「今日と明日の2日間で概要をつかむ」のように。時間を区切ることによって、ポイントを絞り込んだ情報収集をすることができるようになります。
シンプルなキーワードに落とし込む
膨大な情報と向き合うときに重要なのは、「シンプルなキーワードに落とし込む」こと。
例えば「他社のチョコレート菓子の特徴」に関する情報収集の場合、A社がこれまでに30種類のチョコレート菓子を販売しているとします。それをリストアップする際に、一つ一つの商品について「1行で特徴を説明する」ことを目指します。さらに、1行の説明の中に「明確なキーワード」が含まれているとベストです。
このように、知りたい情報を絞り込むことによって、情報収集の作業効率は飛躍的に上がります。
この場合、一つ一つの商品に関する長々とした説明や細かい分析などは不要。そうした情報は、知りたくなったときにすぐにアクセスできるようにリンクを貼るだけでいいのです。
こうした作業を、B社やC社に対しても行っていくと、それぞれの会社の商品コンセプトが、シンプルなキーワードで見えてきます。すると、最近のトレンドもキーワードで見えてくるはずです。
このようにキーワードで網羅的に情報を把握することで、全体像を俯瞰することが、新たなアイデアの下地となります。
アイデアをノートに書き留める
こうした情報を蓄積するときに重要なのは、「いつでも取り出し可能な形でストックしておくこと」です。
アイデアのストックには色々な方法があります。
- 紙のノートに書き留める
- PC上に書き留める
- スマホのアプリに書き留める
それぞれに長所と短所がありますので、自分に合う形を試行錯誤しながら見つけていくしかありません。
紙のノートのメリットは、図や絵も含めて自由に書きなぐれること。そしてパラパラ見返しながら、さらに思いついたことを簡単に追記できること。デメリットは検索機能がないこと。量が膨大になったときに、かさばって持ち歩けないこと、などでしょうか。
PCやスマホを使った記録方法の最大のメリットは、膨大な量を蓄積でき、しかも一瞬で検索できること。デメリットは紙ほど自由に書きなぐれないことでしょうか。でも現代人の多くは、もしかしたら手書きの文字よりもキーボードの入力の方が速いかもしれませんね。
僕の場合は、無料クラウドサービスのgoogleドライブを活用しています。ドライブ上のドキュメントに書きなぐって蓄積。PCでもスマホでも、いつでも読みだすことができるので、非常に強力なツールとなっています。
googleドキュメントで日記を書こう! 毎日に「1行タイトル」をつけて日常を俯瞰する「場」からインスピレーションをもらう
必要な情報を脳にインプットしても、ただパソコンの前で悩んでいては、視野が狭まる一方です。積極的に自ら動くことで、より自由なインスピレーションを受けられる「場」に身を置きましょう。
オフィスの周りを散歩する
まずは簡単なことから。オフィスに閉じこもらず、外の空気を吸うこと。軽い運動にもなるので、脳の活性化につながります。
業務時間内に散歩に出ることができない環境の人がほとんどかもしれませんが、休憩時間などの隙間の時間を活用して、少しでもそういう時間を持つことは有意義です。
「車いすの天才マーケッター」と呼ばれる和佐大輔さんのドキュメンタリー映像を見ていたら、彼が主催するビジネス・セミナーの様子が映し出されました。
彼は受講生に、1時間ほど街を歩いて、そこで得たアイデアをすぐに企画プレゼンするという課題を与えます。
和佐さん本人も車いすで街に出るのですが、ほどなくして、とある看板からインスピレーションを受けて、「ひとつビジネスのアイデアを思い付いた」と言うのです。
彼はこんなことを言います。
「答え探しに走ると、色んなものが見えなくなります。何でもいいんです。街に出ると色々アイデアはあります。
だって全部お金が動いでいるわけじゃないですか。人が持っているものだってそうだし、ここに集まるための移動手段にもお金が支払われるし、ビル1個1個だって誰かが建てたやつだし、こういう緑だってお金をかけて植えているわけですよね。
どんな人が何にお金を使っているかとかって考えれば、別に消費者だけじゃなくて、ビルのオーナーがお金を使っている場合だってある。
色んな角度からお金がどう使われているのかって考えれば、アイデアは色々出てくると思うんですよね」
和佐さんは「お金」を思考の指標として使っていますが、こういった「視点」を持って街を歩けば、これまで見えなかったものが見えてくるのだと思います。
良質の感動を実体験する
客観的な情報収集では得られないのが、「感動の実体験」です。新しく作ろうとしているチョコレート菓子も、客観的な事実を売りたいのではなく、「おいしい!」という感動のはず。感性に基づいたアイデアでなければ、人の心を動かすことはできません。
感動体験をする上で重要なのは、「チョコレート菓子」という枠に縛られないことです。例えば…
・お食事やスイーツ
・コンサートやライブ
・映画
・読書
・趣味やスポーツ
・スーパー銭湯
業務の一環としてこういう活動が許されている会社は少ないでしょうから、とにかく仕事をさっさと切り上げて、こういった時間を持ちたいものです。それが思いもよらない発想につながります。
元気をもらえる人と積極的に会う
個人的な感動体験とは別に、人と会うことで得られる感動も、クリエイティビティをぐっと高めてくれます。
大切なのは「その道の本物と会う」こと。
チョコレート菓子の例で言えば、チョコレートに精通したトップクラスのパティシエや、原産国の事情に精通したバイヤーに話を聞くなど、お菓子メーカーとは違う観点でチョコレートと本気で向き合っている人たちと会うことです。
こうした出会いがもたらしてくれるものは、計り知れないものがあります。その際に問われるのは、「こちらも本気でチョコレートと向き合っている」という姿勢です。お菓子メーカーの企画開発という立場で、お客様にどんな感動を提供したいのか、情熱や理念を持っていることが問われます。
一言で言えば、こちらの「人間力」そのもので相手と対峙することになります。そこで信頼関係を築くことができれば、彼らのより深い人間性に触れることができるでしょう。
彼らの生き方から刺激を受け、新たな視点を与えられるのはもちろん、場合によっては、その出会いからビジネスチャンスが生まれることも十分に考えらえます。
本物の人に会うこと。これは、アイデア発想法という域をはるかに超えて、人生の飛躍につながります。自分の殻を破って、ぜひチャレンジしてもらいたいです。
股の間から空を見上げる ―発想の大転換―
新しいアイデアというのは、これまでと同じ視点からは生まれません。
ちょっと試しに、股の間から顔を出して空を見上げてみてください。普段見ている景色と同じはずなのに、まったく違って見えるでしょう。さらに、自分の身体がいかに固いかなど、日常生活では気付かないことにも意識が向くはずです。
こうした「発送の大転換」をもたらす方法をいくつか持っておくと、新たな視点を得るきっかけになります。
通勤路を変えてみる
簡単な例として、通勤路を変えるのは手軽にできる方法です。
僕は自宅から駅まで自転車で行くのですが、自転車のルートをできるだけ毎日変えるようにしています。すると、様々な発見があります。
こうした小さな発見は、直接仕事に結びつくものではありませんが、精神的に自由になる手助けにはなるような気がします。
地図を逆から眺める
世界地図を反対側から見ると、まったく違う視点で世界が見えることは有名な話ですよね。
同じようなことを、仕事のアイデア出しにおいても試すことができるかもしれません。例えば、商品のポスターやパッケージ、売り上げのグラフなど、視覚に訴えるものであれば、あらゆる角度から見つめなおすことで、何か違った視点が見えてくるかもしれません。
普段聞かないラジオ番組を聞いてみる
ラジオやテレビといのは、基本的に自ら選んでチャネルを合わせるものです。そこを、普段は聞かないような時間帯に、ランダムに選局して聞いてみると、自分とはまったく違った視聴者層に向けたメッセージを聞くことになります。
今ではパソコンやスマホに簡単なアプリを入れれば、全国のどんなラジオ局のプログラムも聞くことができます。
テレビと違って、仕事をしながらの視聴もできるでしょう(僕はながら仕事が不得意なのですが…)。こういった小さな取り組みも、何かの縁をつなぐことになるかもしれません。
ブレインストーミングの極意
ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって、連鎖的な発想を誘発しようという会議方式です。集団思考、集団発想法、課題抽出などとも呼ばれ、今や一般的な手法になっています。
ここまでは、個人的にアイデアを蓄積する方法を取り上げてきましたが、同僚とのコミュニケションの中からアイデアを発想する方法として、ブレインストーミングについて説明しておきましょう。いくつかのポイントがあります。
批判をしない
自由なアイデア出しを妨げてはいけません。批判は厳禁。恥ずかしがることなく発言できる雰囲気を作ることが大切です。
どんな考えも歓迎する
突拍子もない考えや、まだ練られていないラフなアイデアでも、どんどん発言しましょう。それに対して建設的な意見を言い合うことで、斬新でユニークなアイデアが実現可能な形になっていくこともあり得ます。
質より量
とにかく様々な角度から多くのアイデアを出すことを目指しましょう。出されたアイデアは忘れないように、その場で記録していきます。
アイデアを修正、改善、発展、結合する
最後に使えるアイディアを絞っていき、改善点を確認。さらに発展させたり、結合させたりして、発想の質を高めていきます。
斬新な組み合わせを楽しむ
とりあえず出てきたアイデアの断片を、どう形にしていくか。大きなインパクトを生み出す効果的な手法のひとつは、断片どうしを「あり得ない組み合わせ」でくっつけることです。
以前、NHKの番組に、放送作家の鈴木おさむさんが出演していて、彼のアイデア発想法を披露してくれていました。鈴木おさむさんと言えば、様々な斬新な企画でテレビ業界に大きな影響を与え続けている希代のアイデアマンですよね。
思考の地図=マインドマップの活用
彼が提案したのは、「思考の地図」という手法です。「マインドマップ」などとも呼ばれ、ビジネス書で注目を集めたりもした考え方です。
鈴木さんは、まずボードの中心に全体のテーマを書きます。この番組では番組名の「イチバン」をテーマにして、新たな番組を企画するという想定で進みました。
そこから連想されるキーワードを、中心の「イチバン」から枝葉のように散りばめていきます。思いつくままに書いていくキーワードに加えて、ネットニュースなどで扱われているトレンドのキーワードも書き加えていきます。そうすることによって、旬なキーワードもフォローできるわけです。
番組では、鈴木さんは「イチバン」から連想されるキーワードとして、以下のようなものを挙げていきました。
・優しさ
・音楽
・シュミレーション
・スポーツ
・なりたい顔
・謝罪
・解散
・女医
・落選
・評論家
・幻
・クジラ
・料理
・偉人
なんだかバラバラの取り留めもない言葉の羅列のように見えますね。
斬新な組み合わせが新たな視点を生む
ここからが鈴木さんの真骨頂。これらのキーワードの中から、最も関係がなさそうな、遠いキーワードをどうしを組み合わせるのです。鈴木さんが選んだのは「謝罪」と「偉人」。
生まれた新番組の企画案、タイトルは「偉人の謝罪」。なんだか興味が湧きますよね。番組内容の説明は「歴史上の偉人が自分の人生イチバンのあやまちを記者会見で謝罪する番組」というものでした。
ちゃんと、メインキーワードの「イチバン」が入っているのはもちろんのこと、偉人が謝罪するという通常では組み合わせられることのないキーワードを結合することで、新たな視点を提示しています。見事!
この「思考の地図」と「斬新な組み合わせ」は、かなり使える技だと思います。鈴木おさむさんのようなトップクリエイターが、ここまで手の内を見せてくれたのですから、盗まない手はありません。
えいぷりお的まとめ
いかがでしたか?
雑務を片づけ、頭を空っぽに
↓
客観情報をキーワードでインプット
↓
オフィスを離れて街を歩く
↓
感動を味わう
↓
本物の人物で出会う
↓
発想の転換を試みる
↓
同僚とのブレインストーミング
↓
思考の地図=マインドマップ活用
↓
斬新な組み合わせで新たな視点を
こうした過程を楽しみながら、前向きにやってみてください。きっとうじうじ悩んでいる時間がもったいないくらいに、刺激的なことがいっぱいあると思いますよ。
ぜひ突拍子もないアイデアで、現代社会にイノベーションを起こしちゃってください!
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