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【映画の感想】安藤サクラ主演『百円の恋』 人はどん底から必ず立ち上がれる!

こんにちは!家庭内別居ブロガーのえいぷりおです。

2014年公開の映画『百円の恋』を、Amazonプレミアムで見ました。

最大の見どころは、第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞に輝いた安藤サクラの演技。

超どん底のダメダメ女が、あがきながら変わっていく物語。一見、ありきたりな、やり尽くされた筋書きのようにも思いますが、安藤サクラさんの凄まじい役作りが、この映画を価値あるものにしています。

もしあなたが、今どん底にいるならば、この映画はあなたのためのものです。

人はどこまで堕ちても、必ず立ち上がることができる。そんなことを伝えてくれる映画です。

映画『百円の恋』とは

映画『百円の恋』の概要を簡単に。

映画『百円の恋』

監督:武 正晴

脚本:足立 紳

主題歌:クリープハイプ

公開:2014年12月20日

受賞:
第39回日本アカデミー賞
最優秀主演女優賞(安藤サクラ)
最優秀脚本賞(足立紳)

受賞は代表的なものだけを書きましたが、安藤サクラさんは、キネマ旬報ベスト・テン、ブルーリボン賞、高崎映画祭などで、この年の国内の主演女優賞を総なめにしています。

脚本は、2012年に第1回「松田優作賞」脚本賞でグランプリを受賞したもの。女と男の挫折と再生という普遍的なテーマに挑みながらも、人間の弱さと強さを真っ向から描ききった骨太な作品として、高く評価されました。

ブサイクでみっともなくて不器用で

この物語の主人公は32歳の一子(いちこ)。部屋に引きこもってゲームばかり。親の仕事も手伝わず、ぶくぶくに太って、虫歯も直さず下水道のような口臭を放ってる。

ブサイクで、汚らしくて、惨めで、みっともなくて不器用で。そんな底辺に沈む女を、安藤サクラが想像を超える役作りで演じます。

前半は見る側も忍耐が求められます。どんよりと重く、もやもやして、もどかしくて、見ていて痛々しいシーンの連続です。

家を追い出されて一人暮らしを始めるも、コンビニバイトのレジ打ちもろくにできず、クソのような男にレイプされて処女を奪われ、初めて恋した男に捨てられて…

でも、そんな一子がボクシングと出会い、物語の中盤から後半にかけて劇的に変わっていくのです。

ぶくぶくに太っていた身体は加速度的に絞られていき、まともに構えることもできなかったボクシングは、プロ顔負けのシャープな動きへと変貌していきます。

一子の変わっていく様は、見る者を高揚させ「自分も変われるのでは…?」と思わせてくれます。

安藤サクラの想像を超えた役作り

安藤サクラさんの役作りは、僕たちの想像を超えています。

体重をあれだけ激しく増減させることは、体調を壊したり、女優としての美しさを損ねるリスクもあります。

でも、安藤さんはそのリスクをあえて踏むことで、不健康でブサイクな一子を作り上げたのでしょう。

いわゆる「濡れ場」もあり、肥満の裸体をさらしています。ダメな自分を初めて勇気をもって受け入れる、とても重要なシーン。安藤さんでなければ、あの汗ばんだ羞恥心は表現できなかったと思います。

ボクシングも驚異的でした。物語の終盤で見せた、空気を切り裂くようなシャープな動き。いったい、どれほどのトレーニングを積んだのでしょう…

サクセスストーリーではないけれど

この物語は、決して華やかなサクセスストーリーではありません。すっきり爽快なエンターテイメントでもありません。

でも、僕たちに勇気を与えてくれます。

どんなダメ人間でも、必ず変われる。変わる勇気を持てば、人生を切り開ける

そう思わせてくれる映画です。

〔関連記事〕2018年のカンヌ映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した、是枝裕和監督の『万引き家族』でも、安藤サクラさんは忘れがたい存在感を放っていました。

【映画の感想】是枝裕和監督『万引き家族』 本当の絆とは何かを問う感動作

生きることの「痛み」

この映画の一つのキーワードは痛みかもしれません。

一子の感じる「痛み」が、少しずつ変わっていくのです。

一子の痛みは、鈍くて、重くて、圧迫されるような痛みです。それを感じないフリをして、感覚を麻痺させて32年間生きてきた一子。

でもボクシングに出会って、鋭く、リアリティのある痛みに変わっていきます。

痛みへのセンサーが研ぎ澄まされるに従って、生きる感覚そのものを取り戻していきます。

ラストシーンで彼女が流す涙は、痛みを感じられる喜びの涙だったのではないか… そう感じました。

「痛い痛い痛い痛い…」クリープハイプの主題歌

そのラストシーンで流れる主題歌は、映画を見終わったあと、しばらく頭から離れません。

痛い痛い痛い痛い…

印象的な冒頭の歌詞。歌うのはクリープハイプという4ピースバンドです。

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ちょっと映画の話から脇道にそれてしまいますが、クリープハイプのフロントマン、尾崎世界観という人物は、かなりぶっ壊れた視点と言葉を持っています。

もしあなたが、自分の固定観念を打ち破りたいと思ったら、ちょっとした劇薬として彼の本を開いてみると面白いかもしれません。

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映画「百円の恋」を見るには

映画『百円の恋』を見る方法をご紹介しておきます。

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えいぷりお的まとめ

安藤サクラさんが目当てで、この映画を見ました。大正解でした。

ストーリーが面白いかと聞かれたら、正直「うーん…」となりますが、安藤サクラさんを全身で感じることができて、僕は満足です。

人生はいつからでも変えることができる。

そんなメッセージを、あなたもこの映画から受け取ってみませんか?

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