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全豪オープン優勝の大坂なおみさんの「mature=成熟」とは?「受け入れる」強さに学ぶ

こんにちは。えいぷりおです。

2019年1月26日、全豪オープンで大坂なおみさん(21歳)が優勝アジア人としては初めての世界ランキング1位に上り詰めました。

生放送を見ていて、ほんとしびれました!

逆転で落とした第2セットから一転、第3セットで彼女はなぜあのような落ち着き払ったプレーができたのか。

そこには、僕たちすべての人間が学ぶべき大切なことが秘められていたように思います。

「mature=成熟」とは何か?

大坂なおみさんは今大会で、ある言葉を口にしていました。

mature=成熟

この言葉の意味について、彼女はこのように語っています。

思い通りにいかなくても受け入れること。私には難しいけど、とても大切

一方で彼女は、自分のことを

「3歳児のようなメンタリティー」

と表現し、優勝した後のインタビューで、

「今日は5歳かな」

と冗談めかして言っています。

彼女の言う「成熟」とは「大人になること」ではなく未熟な自分を受け入れることだったのです。

未熟な自分を受け入れる


第2セットを逆転で落としたことについて、彼女はこう振り返りました。

「観客の声を聞いてしまった。勝つ前なのに勝ったと思ってしまった」

優勝まであと一歩という状況で、浮足立ってしまったんですね。

並の選手であれば、ここで一気に崩れて第3セットをあっさり奪われてもおかしくありません。

でも、トイレットブレイクを経てコートに戻った彼女は、まったく別人になっていました。

静かな湖面のような「無」の境地瞑想する仙人のようなオーラが立ち上っていました。

彼女を変えたのは何だったのでしょうか。

「受け入れて手放す」は瞑想の極意

僕は以前、瞑想を学んでいたことがあります。

師匠から何度も言われたのは、

受け入れて手放す

ということでした。

瞑想が深まる過程で、自分の弱さや未熟さ、卑怯で汚い面など様々な雑念が浮かんできます。

それらを否定したり消し去ろうとするのではなく、まずしっかりと味わうこと。

そして、手放していく。

それを繰り返すことで、ありのままの自分を受け入れ、深い瞑想に入っていけるのです。

彼女はたった1分40秒の短いインターバルで、深い瞑想の境地に到達していたのだと思います。

これは並大抵のことではありません。

「今ここ」を体現した彼女は無敵だった

大坂なおみさんの言葉でもう一つ印象的だったのは、最後の1球についてのコメントでした。

何も考えていなかった。ただその瞬間に集中していた

これもまさに瞑想と同じ境地といえます。

瞑想のひとつの到達地点は今ここに意識をフォーカスすることにあります。

過去への雑念や未来への不安はすべて幻想であり、今この瞬間が世界のすべてであるという状態です。

この境地に至ると、もはや敵は存在しないことになります。

ただラケットを振り抜くだけ。

第3セットの彼女は、孤高とも言える圧倒的なゾーンに入っていたのだと思います。

彼女はどのように精神を鍛えたのか

大坂なおみさんは、どのようにしてあれほどの精神力を身につけたのでしょうか。

コーチのサーシャ・バジンさんが、感情の起伏の激しい彼女を、うまくポジティブに導いたと言われていますが、いったいどのような指導を行ったのか、詳しく知りたいです。

21歳の彼女がグランドスラムの決勝であれほどのメンタルを発揮できるとは、何か特別な魔法を使ったとしか思えません。

そして「まだメンタリティーは5歳」と言う彼女には、計り知れない伸びしろがあります。

これから彼女の精神性がどれほど深く成熟していくのか、楽しみでなりません。

僕たちは彼女から何を学ぶのか

僕たちは皆それぞれ、自分のフィールドで闘っています。

でも、いったい誰と闘っているのでしょうか?

それは他人ではなく、自分自身なのだということを、大坂なおみさんは今回の第3セットで身をもって示してくれました。

自分の未熟さを受け入れ、今この瞬間に集中する

どんなフィールドで生きていても、この真理は変わらないはずです。

今後の彼女の「mature=成熟」を応援しながら、僕も自分の精神性を深めていきたいです。

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