こんにちは。そなてぃねです。
ジュビレーヌ・イデアラさんのオリジナル作品集CD「にじいろのさんぽみち。」発売記念ライブ(追加公演)に行ってきました!
ジュビさんは、京都市交響楽団のコントラバス奏者。表の顔(?)はクラシック音楽の演奏家なのですが、ジャンルを超えたオリジナルの音楽活動がとっても魅力的です。
京都のライブハウス「モダンタイムス」で行われたライブは、彼女の魅力がたっぷり詰まった素敵な時間でした。
(アイキャッチ画像はジュビさんのツイッター@Juvichanから引用)
演奏会の概要
【ジュビレーヌ・イデアラ オリジナル作品集CD「にじいろのさんぽみち。」発売記念ライブ 追加公演】
コントラバス:ジュビレーヌ・イデアラ
ピアノ:パーカッション:コーデリア・ナカヤマ
ヴァイオリン:杉江洋子
ヴィオラ:金本洋子
ベース:大塚功
ドラムス:木村優一郎
パーカッション:百々咲彩
2019年12月2日(月)18:30~
モダンタイムス(京都市)
そなてぃね感激度 ★★★★☆
ドームツアーの予行練習としてお客様に我儘を聞いて頂いた記念写真??
来て下さった関係者から「出演者はステージ降りたらあかん!」と叱られました??
特に洋子さん達!完全にお客様に紛れとるがな…
満員御礼感謝!
いつもながら全国から応援に駆けつけて下さった皆様本当にありがとうございました?? pic.twitter.com/fBAoWiuFPR— Juviちゃん (@Juvichan) December 3, 2019
楽しみにしていた追加公演
僕が行った12月2日のライブは、10月12日に行われたライブの追加公演。10月12日は台風19号が関東地方に上陸して大きな被害をもたらした日でした。
関西でも電車が止まるなどの影響が出て、僕はこの日のライブに行けませんでした…
とても残念だったのですが、その後、追加公演が決まり、聴きに行けることに!
追加公演を組むのは、実はとても大変なこと。ライブハウスとプレイヤーのスケジュールを押さえて、スタッフも確保しなければなりません。経費の問題もあったでしょう。
そうした困難を乗り越えて追加公演が実現したことが、とてもうれしかったです。
youtubeの動画でジュビさんのファンに
▼僕がジュビさんを知ったきっかけは、こちらの動画でした。
パガニーニ作曲「モーゼ幻想曲」を、コントラバスのソロで録音した音源に、楽しい映像を組み合わせた力作!
トイレを探して京都の街を駆け巡るユーモラスな映像は、撮影から編集までジュビさん自身がやったのでしょう。エンタメへの執念が滲み出ている労作です。
ジュビさんのyoutubeチャンネル「Juvichannel」には、他にも傑作動画がたくさんアップされているので、ぜひご覧になってください。
実は以前から、京都市交響楽団にひときわ目立つ金髪のコントラバス奏者がいることは知っていたのですが、動画を見て一気にファンになったのでした。
魅力的なジュビさんのオリジナル作品たち
10月に発売された「にじいろのさんぽみち。」は、Amazonのクラシック部門で3日間ほど第1位を獲得したそうです。すごいですよね!
僕も発売日に購入。これが、とっても素敵なアルバムなんです。
何より印象的なのは、ジュビさんの音色のあたたかさ。すごく癒やされるんです。
コントラバスって、こんな素敵な音なんだ…! 新たな発見でした。
ジュビさんの作品は、素敵なメロディと遊び心がいっぱいで、何度も聴きたくなるものばかり。
CDを聴きながら、12月の追加公演を心待ちにしていました。
愛すべきジュビさんのお人柄
いよいよ追加公演の当日。会場のモダンタイムス(京都市)は、昭和の香りがする、いい感じのライブハウス。
80席ほどの客席は満席。クラシックの演奏会とはちょっと違うリラックスした雰囲気でした。
▼手作りのブックレットは写真満載の充実した内容。「来てくれた人を楽しませたい!」というジュビさんの思いが伝わってきます。
最初の2曲を演奏し終えて、ジュビさんがマイクを持ちます。
「みんなのアイドル、ジュビちゃんで~す!」
お客さんがみんな笑顔に。とてもあたたかい空気感。
あぁ、この人は本当に周りの人たちに愛されているんだなぁ…
自分の本当にやりたい音楽を、大好きな仲間たちと奏でる。ありのままの自分をさらけ出して、ウソのない言葉を僕たちに伝えてくれる。
そんなジュビさんの自然体の姿が、人々の共感を呼ぶのだと思いました。
ジュビさんの素敵な仲間たち
いよいよレコ発ライブ。
サウンドチェック始まりました! pic.twitter.com/jBPVe9ufKa— Juviちゃん (@Juvichan) December 2, 2019
バンドのメンバーも、いい感じ。
ピアノとパーカッションを担当したコーデリア・ナカヤマさんは、ジュビさんと同じ京都市交響楽団のティンパニ奏者。
ピアノは本業じゃないのに、すごく上手でびっくり。遊び心いっぱいのキャラもナイスです。
▼この動画を見れば、ジュビ&コーデリアの魅力が一発で分かります。ラフマニノフ作曲「ヴォカリーズ」のラストで笑撃の展開が!
(6:31から再生されます)
ヴァイオリンの杉江洋子さんと、ヴィオラの金本洋子さんも、京都市交響楽団の団員さん。
プロのオーケストラの団員が室内楽を一緒にやることはよくありますが、クラシックの枠を超えたライブに一緒に挑戦するというのは、あまりないと思います。
ジュビさんのお人柄が仲間たちを惹きつけるのでしょうね。皆さん、本当に楽しそうに演奏していました。
音楽の素晴らしさを思い出す
ジュビさんの音楽は、心からリラックスして楽しめます。小難しい理屈など、すべて忘れて音に浸ることができるのです。
ステージ上のジュビさんからは、音楽への愛があふれていました。その姿を見て、僕は音楽の素晴らしさを思い出させてもらいました。
この日のセットリストは、以下の通り。
【ジュビさんライブ セットリスト】
- パラソルをたたむ午後
- 鉄板にこびりついたアレの曲
- ブラック企業某社員のワルツ
- 用法用量を守って正しくご視聴ください
- 結局のところ肉まんとピザまんどっちが人気なの?
- 夢見る深海魚
- ティーカップの夜空
- 鉄橋と彩雲と、ぼく。
- Girl Meets Men
- 春風と南相馬
- 平成最後のジュビノペディ第18番
- 梅雨空の太陽
どの作品も独特のタイトルですよね。それぞれにどんな思いが込められているのか、想像するのも楽しいです。
僕のお気に入りは「鉄橋と彩雲と、ぼく。」郷愁を誘う切ないメロディが心に沁みます。
▼この作品の背景には、廃線になったJR三江線の思い出が。2018年3月31日のラストランをジュビさん自身が撮影した映像に続いて、3:17から演奏が始まります。
あとがき
終演後、ジュビさんにサインをいただきました。とても優しい方で感激しました。
演奏もトークも楽しくて、本当にいい時間でした。ジュビさん、ありがとう!
次のライブにも、必ず行きたいと思います。
▼後日アップされた舞台裏の動画です。プレイヤーの皆さんや裏方さんのインタビューから、ジュビさんのお人柄が伝わってきますよ。
▼ジュビさんが所属する京都市交響楽団の演奏会レビューはこちら。
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