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【おすすめ5選】ワクワク楽しくなりたいときに聴いてほしい「爽快なクラシックの名曲」

こんにちは。そなてぃねです。

僕の独断と偏見で、おすすめのクラシック音楽をご紹介するシリーズ。

今日は、ワクワク楽しくなりたいときに聴いてほしい爽快なクラシックの名曲をご紹介します。

バッハ作曲 無伴奏バイオリン・パルティータ 第3番からガヴォット

バイオリンの明るい音色は、心に光を与えてくれます。

そんなバイオリンの魅力を堪能できるのは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750)の無伴奏バイオリンのための作品です。ソナタとパルティータ、それぞれ3曲ずつあって、どれも音楽史に輝く傑作です。

その中で気持ちを明るくしてくれる作品として僕がおすすめするのは、パルティータ 第3番のガヴォットです。

実はこの曲には個人的な思い出があるのです。高校時代に恋い焦がれていたバイオリンの上手な女性がいました。夕日の差し込む木造の校舎で、彼女が僕のために弾いてくれたのが、この曲でした。

「バイオリンって、なんて素敵な音がするんだろう…」セピア色の情景と胸が苦しくなるような初恋の思い出とともに、僕の心にその調べが刻まれました。

▼僕の初恋とちょうど同時期の1991年に放送された、イスラエル出身の名バイオリニスト、イツァーク・パールマン(1945~)の来日公演。アンコールで演奏されたこの曲の、澄み切った青空のような響きに魅了され、ビデオテープが擦り切れるほど繰り返して見たものです。

ハイドン作曲 チェロ協奏曲 第1番 ハ長調から第3楽章

チェロは深みのある音色だけでなく、軽やかな音色も楽しむことができます。

古典派を代表するオーストリアの作曲家、ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)は、チェロ協奏曲を2曲残しましたが、第1番の第3楽章の爽快さは格別です。

▼ラトヴィア(旧ソ連)出身の人気チェリスト、ミッシャ・マイスキー(1948~)の若き日の映像。マイスキーは技巧派というより抒情派の演奏家だと思いますが、この演奏はテクニックも冴えわたっていて、疾走するフレーズの一音一音が実に表情豊かに演奏されています。
(第3楽章の始まる17:00から再生されます)

▼名手ヨーヨー・マ(1955~)のハイドンも、突き抜けるように明るい名演です。
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ショパン作曲 練習曲 作品10 第1番

ピアノの詩人フレデリック・ショパン(1810~1849)が残した作品の中で、突き抜けるような爽快感を味わうことができるのが、練習曲(エチュード)の最初の曲だと思います。

練習曲は、作品10と作品25という、それぞれ12曲組の2つの曲集からなります。有名な「別れの曲」「黒鍵」「革命」「木枯らし」といった作品が含まれています。

作品10の第1番は、アルペッジョが広い音域を鮮やかに駆け抜ける爽快な作品。アニメ『ピアノの森』のテーマにも使われました。

▼練習曲集の不朽の名盤と言えば、やはりイタリアの巨匠マウリツィオ・ポリーニ(1942~)の演奏でしょう。1972年に録音されたレコードは、今なおその完璧さで他を凌駕しています。

▼せっかくなので、作品25の方もぜひ。

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モーツァルト作曲 交響曲 第41番「ジュピター」から第4楽章

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)最後の交響曲。輝かしく荘厳な曲調から、ローマ神話の最高神の名前がタイトルに冠されています。

この第4楽章は、二重フーガという複雑な技法で書かれていて、人間が作ったとは信じられないような音楽です。天才モーツァルトが神の領域にいたことを感じずにはいられません。

これを聴いていると、天空を駆け上がるかのように、人知の及ばない高みへと導かれていきます。

▼オーストリアの名指揮者、オトマール・スウィトナー(1922~2010)とシュターツカペレ・ドレスデンの演奏。贅肉が削ぎ落とされた筋肉質でシャープな名演です。

エドガー・メイヤー作曲「1B」

これはクラシック音楽というジャンルとは違うかもしれませんが、ぜひ聞いていただきたい音源です。

バイオリンのエドガー・メイヤー、コントラバスのマーク・オコーナー、チェロのヨーヨー・マが発表したアパラチア・ワルツというアルバムの1曲です。

「1B」は、2000年に発表された2枚目のアルバムの1曲目に収録されたもので、爽快感の中に洒脱なジャズのテイストも感じられます。

僕は結婚したばかりのころ、妻と幼かった長女を連れて、よく高原にドライブに行ったのですが、カーステレオでいつもかけていたのが、このアルバムでした。

この曲を聞くと、高原の清々しい空気とともに、笑顔があふれていた当時の家族のことを思い出して、胸が切なくなります。

▼こちらの動画はNYのリンカーンセンターで行われた上記3人のライブの様子です。

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あとがき

クラシック音楽は、実に多様な音楽です。様々な感情のスイッチを入れてくれます。

僕たちの人生を豊かにしてくれるだけでなく、うまく味方につければ、仕事のパフォーマンスを上げてくれたりもします。

今回ご紹介した、ワクワク楽しくなれる爽快な曲たちは、きっと大きな力を与えてくれると思いますよ。

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