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【クラシック音楽】胸が締め付けられて苦しくなる… 「切なすぎる名曲」おすすめ5選

こんにちは! 夫婦関係が悲哀に満ちているのに、音楽を聴いてさらに切なくなるという、ドMのえいぷりおです。

人というのは不思議なもので、胸が締め付けられるような、胸が張り裂けそうになるような、切なくて苦しくて… という音楽を聴きたくなるものなんですよね。

ポップスやロックにも切ない曲は色々とあると思いますが、クラシック音楽の切なさは深く深く心をえぐってきます。存分にえぐられてください。

今日も僕の独断と偏見で、胸が締め付けられて苦しくなるような「切ない名曲」を5曲、選んでみます。

ラフマニノフ作曲 ヴォカリーズ

最初にご紹介するのは、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)の名曲です。

ラフマニノフの魅力と言えば、思わず涙腺が決壊してしまう感動的なメロディですよね。これについては以前、ピアノ協奏曲 第2番をご紹介しましたので、こちらも後でご覧ください!

【クラシック音楽】涙が止まらない… 感動的な「胸キュンの曲」おすすめ5選

今回ご紹介する「ヴォカリーズ」は、胸に迫る切ない旋律が聴きどころ。もともとは、歌詞のない声楽曲として書かれた曲ですが、様々な形にアレンジされて親しまれています。

素晴らしい演奏がたくさんあるので、動画をひとつご紹介するのは、ほんと悩ましいのですが、今回はフランスの歌姫、ナタリー・デセイ(1965~)による声楽版をお送りします。

デセイの歌声は、透明で繊細で、天空を舞う絹糸のよう。ラフマニノフの旋律がどこまでも途切れることなく、深い陰影をまといながら奏でられていきます。

 

CDは、僕が高校時代に狂ったように繰り返し聴いた、ミッシャ・マイスキー(1948~、ラトビア)によるチェロ版をご紹介します。旧ソビエト当局に逮捕され、強制収容所に送られるという過酷な経験をしている人です。そのためか、マイスキーの音には言葉では言い表せないような深みが感じられるのです。

バーバー作曲 弦楽のためのアダージョ

この曲を聴いて胸が締め付けられない人がいるでしょうか。

ベトナム戦争の悲劇を描いたオリバー・ストーン監督の映画「プラトーン」(1986年)に使われたことでも知られる作品です。

この映画では、凄惨な戦闘シーンの背景でこの痛切な音楽が流れ、見る者に忘れがたい印象を残しました。

曲のラストで奏でられる不協和音の、この世のものとは思えない美しさ。永遠に続くかと思われたその音が途切れた瞬間、あなたの胸に何が去来するでしょうか。

アメリカの作曲家、サミュエル・バーバー(1910~1981)の作品。もともとは、弦楽四重奏曲の第2楽章として書かれたものが、「弦楽のためのアダージョ」として単独で演奏されるようになりました。

動画は、サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルによる演奏です。

 

CDは、レナード・バーンスタイン指揮、ロサンゼルス・フィルハーモニックによる演奏をおすすめします。バーンスタインの演奏を聴いていると、たましいの深いところから涙があふれてくるようです。




シベリウス作曲 トゥオネラの白鳥

北欧フィンランドの作曲家、ジャン・シベリウス(1865~1957)の音楽には、凍てつく大地から響いてくるような、孤高のたたずまいがあります。

交響詩「4つの伝説」は、フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を題材にした、4曲からなる組曲。

「トゥオネラの白鳥」は、その第2曲です。黄泉の国へと続くトゥオネラ川、その水面を泳ぐ白鳥の姿を描いています。

皆さんにぜひご覧いただきたい動画があります。2014年2月にNHKホールで行われたN響定期公演。尾高忠明の指揮で、オール・シベリウス・プログラムが組まれました。

僕はこの日、幸運にも会場でこの演奏に触れることができたのですが、この日は全国的に記録的な大雪に見舞われ、多くの人が会場に来ることができませんでした。客席に空席が目立つのは、そのためです。

そんな状況の中、N響は渾身の名演奏を繰り広げました。中でも「トゥオネラの白鳥」は、イングリッシュ・ホルンの池田昭子さんが感動的なソロを吹き、聴衆の心に深く刻まれました。

NHKの映像は、この奇跡的な時間を完璧に記録しています。一種のドキュメンタリーと言ってもいいでしょう。

 

CDとしては、シベリウス本人から大きな信頼を寄せられいてた指揮者、ユージン・オーマンディ(1899~1985)の貴重な記録が残っています。

チャイコフスキー作曲 交響曲 第6番「悲愴」から第4楽章

ロシアの大作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840~1893)が、死の直前に書き上げた「悲愴」。

その最終楽章は、引き裂かれるような悲痛な叫びに聴こえます。それでいて、苦しみへの深い許しと慰めを感じるのは、僕だけでしょうか。

動画は、帝王ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989)指揮、ベルリン・フィルによる映像作品です。カメラアングルひとつひとつにも、カラヤンの徹底した美意識が反映された、まるで映画のような仕上がりになっています(34分53秒から再生されます)。

 

CDは、現代の帝王とも言われる、ワレリー・ゲルギエフ(1953~、ロシア)による演奏をおすすめします。圧倒的に劇的なゲルギエフの指揮、そしてロシアの広大な大地を思わせるマリインスキー劇場管弦楽団の重厚な響きは、「悲愴」の魅力を余すところなく引き出しています。




えいぷりお的まとめ

いかがでしたでしょうか。

タイトルに「5選」と掲げておきながら、結局4曲しか選べませんでした。あまりに胸が引き裂かれ過ぎて…

音楽とはすごいものだと、いつも思います。日常では味わうことのない領域にまで、僕たちの心を連れて行ってくれるのですから。

胸が締め付けられて苦しくなるような思いは、できたら普段の生活ではしたくないものですが、音楽を通じてこうした思いを味わうのは、むしろ心を豊かにしてくれます。

皆さん、ぜひクラシック音楽の力を借りて、めいっぱい様々な感情を感じ尽くしてくださいね。

クラシック音楽の記事について

子供のころから大好きだったクラシック音楽について書いてみることにしました。

様々な音楽ジャンルの中でも「敷居が高い」と敬遠されがちなクラシック音楽。分かりやすく口ずさめるポップスなどと違って、確かにクラシック音楽は複雑だったり長すぎたりと、ちょっととっつきにくい面があるかもしれません。

ですが、だからこそクラシック音楽は奥深いんです。その魅力を僕自身も再発見しながら書いていきたいです。

クラシック音楽の記事まとめ

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