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【胃腸に優しい食べ物】下痢・嘔吐からの回復を助ける食事の摂り方まとめ

嘔吐下痢症などで胃腸が弱ってしまった後の回復期に、どのように食事や水分を摂り始めればいいのでしょうか。この記事では、回復の段階に応じた食事の摂り方と、胃腸に優しい食材について、具体的に解説します。

嘔吐や下痢の原因

まず下痢の原因には、次のようなことが考えられます。

  • 暴飲暴食
  • 冷え
  • 緊張やストレス(過敏性腸症候群)
  • 感染症
  • 食中毒

下痢だけでなく、嘔吐もある場合には、ウイルスによる感染症胃腸炎が考えらます。「嘔吐下痢症」とも呼ばれ、次のようなものが原因として挙げられます。

  • ノロウイルス
  • ロタウイルス
  • アデノウイルス

ノロウイルスは、生牡蠣などの貝類から感染する冬の代表的な食中毒の原因として知られています。ロタウイルスは、生後6か月~2歳までの乳幼児がよく感染するものです。アデノウイルスは、子供の代表的な夏風邪である咽頭結膜熱(プール熱)の原因ウイルスです。

この記事では、嘔吐と下痢の症状に悩まされているときから回復期にかけて、どのように食事や水分を摂っていけばいいのかを、段階を踏んで見ていきます。

胃腸に優しい食事の条件とは

まず、胃腸に優しい食事の条件とは、どのようなものかを、確認しておきましょう

胃腸に優しい食事とは、「胃で消化しやすく、腸で吸収しやすい食事」のことをいいます。

つまり、消化吸収の妨げになる食物繊維が少なく、胃に停滞する時間が短いこと。そして、腸に負担をかけずに簡単に吸収できることが、胃腸に優しい食事の条件ということになります。

回復段階に合わせた食事の取り方

吐き気が強いとき

吐き気が強いときは、食べたり飲んだりしてもすぐに吐いてしまい、余計に苦しくなってしまいます。ですので、吐き気が落ち着くまでは飲食をひかえて、まずはお腹を空っぽにすることを優先します。

吐き気が落ち着いたら水分を

下痢や嘔吐で、一番注意しなければならないのは「脱水症状」です。

吐き気が落ち着いてきたら、脱水症状を防ぐために、水分を少しずつ補給していきます。

  • 湯冷まし
  • 番茶
  • スポーツドリンク
  • リンゴをすりおろした汁
  • 野菜スープ
  • 味噌汁の上澄み

こういったものを少しずつ摂ることで、下痢・嘔吐で失われた水分とミネラルを補い、脱水症状を回避します。これが、下痢・嘔吐からの回復の第一段階となります。

中でも医師によく勧められるのが、経口補水液「OS-1」です。

「OS-1」は、500mlのペットボトルで200円ほどと少し高価ですが、余計な糖分などが含まれておらず、胃腸に負担をかけずに、効果的に水分を補うことができます。

スポーツドリンクもいいのですが、糖分が多く下痢・嘔吐の直後には胃腸の負担になることも考えられますので、できたらOS-1を飲むことをオススメします。

水分とはいっても、次のようなものは避けるようにしてください。

  • 炭酸飲料
  • コーヒー
  • アルコール
  • 肪の多い牛乳

こういった飲み物は、かえって胃腸に負担をかけてしまいます。

流動食から普通食へ

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吐き気が治まり、水分の補給がスムーズにできるようになってきたら、次にお粥のような流動食を口にしていきます。

その柔らかさは、便の状態と同じくらいにすればいいと言われています。水のような下痢なら重湯(薄いお粥の上澄み)を、軟便なら柔らかめのお粥を、といった感じで、下痢の状態に合わせて段階的に柔らかさを調整してきましょう。

1回の摂取量は少なめから。1日に5~6回に分けることで胃腸の負担を軽くすることができます。

また、早食いやすするような食べ方は、余計な空気を胃に入れてしまい、胃を圧迫することがあるので、注意が必要です。ゆっくりよく噛んで食べるように心がけてください。

無理せず徐々に食べる量を増やして、通常の食事に戻していくようにしましょう。

胃腸に優しい調理方法とは

胃腸に負担をかけないために、次のような調理方法を心がけます。

  • 柔らかくなるまで煮る
  • 繊維を細かく切る
  • 余分な油脂を除く
  • 薄味にして刺激物を避ける

普段よりも長く煮込むなどすることで、胃腸に負担をかけずに、栄養を吸収しやすくすることができます。

胃腸に優しい食材とは

胃腸に優しい「炭水化物」

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胃腸に優しい炭水化物としては、次のような食材が挙げられます。

  • お粥
  • 蒸しパン
  • 柔らかめにゆでたうどん、にゅうめん
  • じゃがいも

炭水化物は、エネルギー源となる基本の栄養素です。まずは、これらの食べ物から少しずつ口にしていきましょう。

胃腸に優しい「タンパク質」

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胃腸に優しいタンパク質としては、次のような食材が挙げられます。

  • 豆腐
  • 豆乳
  • ゆば
  • ささみ
  • 鶏ひき肉
  • はんぺん
  • 魚のすりみ
  • 牛乳

タンパク質は、血や肉の元となる重要な栄養素で、胃の粘膜を回復させるためにもしっかり摂る必要があります。

卵は、熱を加えるほど胃に留まる時間が長くなると言われていて、胃腸が弱っているときは、半熟状態にしたり、スープやお粥に溶いたりする方がいいようです。

牛乳には、胃液の酸性度を抑えたり、胃壁を保護してくれる作用があります。ただ、消化がよくないという説もあるので、症状がひどいときには控えめにして、回復期に入ってから、ホットミルクにして食間に少しずつ飲むといいでしょう。身体も温まって一石二鳥です。

大豆製品などの植物性タンパク質と、脂身の少ない肉や魚など動物性タンパク質をバランスよく摂ることで、必須アミノ酸を効率よく補うことができます。

いずれも、温かくして食べるのがポイントです。

胃腸に優しい「野菜」

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胃腸に優しい野菜としては、次のような食材が挙げられます。

  • 大根
  • キャベツ
  • カブ
  • じゃがいも
  • 長芋
  • 里芋

大根には、アミラーゼという消化酵素が豊富に含まれています。タンパク質の消化を助け、胃酸過多や食欲不振を和らげます。胃痛の時は、大根おろしが効果的です。

大根を使ったレシピを、こちらの記事でも紹介しています。ぜひご覧ください

【喉の痛みに効く食べ物・飲み物】すぐに試せるレシピや商品まとめ

キャベツも胃に優しい野菜です。特に春キャベツは、胃腸薬として有名なキャベジン成分を豊富に含んでいます。胃の粘膜を修復する作用があります。

いずれも、スープにしたり、お粥に入れたりして、クタクタになるまで煮込むことがポイントです。

胃腸に優しい「果物」

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胃腸に優しい果物としては、次のような食材が挙げられます。

  • バナナ
  • りんご
  • もも

完熟したものを選ぶようにします。コンポートや缶詰も柔らかいのでオススメです。

バナナは、消化も良く胃に負担をかけにくいと言われています。回復期に適しています。病院食にもよく出てきますよね。

リンゴは、煮詰めた方が消化が良くなりますよ。

胃腸に優しい「乳酸菌」

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胃腸に優しい乳酸菌としては、次のような食材が挙げられます。

  • ヨーグルト
  • 漬け物
  • 乳酸菌飲料

消化に良い食べ物ばかりを食べ続けると、便秘になってしまう事があります。乳酸菌を摂取して、自然なお通じを取り戻しましょう。ヨーグルトは、ちょっと高価でも、有効な菌がきちんと使われているものを選ぶ方が、効果が期待できます。

こちらの記事でも、ヨーグルトに関する記述がありますので、参考にしてください。

【免疫力を高める食材】風邪に打ち勝つ食べ物13選

【花粉症に効く食べ物】アレルギー症状を抑えるための食材まとめ

乳酸菌のサプリメントもあります。腸に直接届くよう作られているので、便秘になってしまった時には助けになります。
【乳酸菌サプリ】腸内環境の改善を強力にサポート!「カルグルト」の効果(感想・口コミ)

胃腸に負担をかける食べ物とは

逆に胃腸に負担をかけてしまう食べ物としては、次のようなものが挙げられます。

  • 油っこいもの
  • 刺激物
  • 食物繊維の多い野菜など
  • 甘いもの
  • 塩辛いもの
  • 酸味が強いもの
  • タバコ
  • お酒
  • カフェイン

レモンなどの柑橘類や酢の物など酸味が強いものは、胃酸の分泌を促進しすぎて胃を痛めてしまうので、避けるようにします。

香辛料やカフェインを多く含む食品も、同じく胃酸の分泌を増やしてしまいます。

タバコは粘膜の血行を悪くして抵抗力を落としてしまうので、絶対にやめるようにしましょう。

料理が作れないときは

おでん

コンビニのおでんなどは、とても便利です。はんぺん、大根、卵などは、あたたかく、胃腸への負担も少ないので、利用してみてください。

お粥や雑炊のレトルトパックも最近は充実しています。

ウィダーインゼリーなども、補助的なものではありますが、辛いときには助けになりますね。

胃腸を荒らさないための生活とは

胃腸を荒らしてしまう主な原因としては、次のようなものが考えられます。

  • 暴飲暴食
  • ストレス
  • 不規則な生活習慣
  • お酒の飲み過ぎ
  • タバコの吸い過ぎ
  • 寝不足
  • 油っこい物や塩辛い物ばかりを食べる

あと、忘れがちなのが、服薬する際に、きちんと「コップ1杯の水」で服用することです。これはとても大切なことです。少量の水で服用してしまうと、胃の粘膜に大きな負担をかけることになります。

お茶やスポーツドリンクで薬を飲む、というのは、絶対にやってはいけません。

基本的なことばかりですが、こうした習慣を改善することで、健やかな胃腸を維持することができます。

おだいじになさってください

胃腸を壊してしまうと、本当に辛いですよね。

適切なケアをして、1日も早く回復してください。症状が重いときは、かならず病院で診てもらうようにしてくださいね。

そして、これを機会に生活習慣を見直して、より健やかな毎日が送れるようになることを応援しています。

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