【離婚に向けて】思春期の娘に、妻との離婚について相談してみた

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すごーく個人的な投稿です。夫婦関係に悩む僕ですが、「離婚」について高校生の長女に相談してみたのです。家族一人一人が自立して希望をもって生きていくために、僕たち夫婦はどんな選択をしていくべきなのか。書き留めておきます。

僕たち夫婦の関係は、いかにして破綻したか

僕と妻は、出会ってから約20年が経ちます。次女が生まれた5年前までは、表面的には「仲のいい」夫婦だったと思います。

ですが、次女の妊娠・出産に伴う「産後クライシス」によって、妻の僕に対する信頼は完全に崩れ、それまで15年の関係もすべて否定されることになりました。

今思えば、妻の言うように、出会ったころから僕は妻の価値観を尊重することができませんでした。自分の狭い価値観に固執して、妻の「幸せ」を大事にすることができませんでした。

そんな僕への恨み、憎しみが5年前に爆発してしまったのです。今では僕の存在そのものがストレスで、同じ空気を吸うのもイヤという状態になっています。僕のことは無視。気に入らないことがあれば罵倒する、という日々です。

僕は家では息をひそめるように生き、極力妻との接触を避けています。高校生の長女は、思春期特有の父親との距離感というのもあると思いますが、基本的には母親の味方なので、僕とは必要最小限しか会話をしません。まだ5歳の次女だけが、僕の味方。次女との会話だけが、僕にとって唯一、幸せなひとときとなっています。

家事のほとんどは僕が担当、しかし…

僕は、これまでの反省から、妻がいまこの瞬間を幸せに過ごすことができるよう、自分なりの貢献をしたいと考えました。

妻は長女が幼いころに体調を崩し、望むような形で育児ができなかった悔しさを抱えています。ですので、いま5歳の次女の育児は、後悔のないよう1分1秒を大事にして取り組みたいという思いが非常に強いのです。

妻は今もあまり身体が強くないので、育児にすべてを注ぐために、「私は家事はしない」という立場を打ち出すようになりました。

僕はそれを受け止め、ほぼすべての家事を受け持つ覚悟をしました。今の生活ぶりについては、こちら↓の記事に詳しく書きました。もしよかったら読んでみてください。

【産後クライシス】妻が僕を憎むようになった理由… 妻の怒りに夫としてどう向き合うか(体験談)

僕なりに反省し、何とか関係を改善しようと努力してきたつもりなのですが、状況はよくなるどころか、悪化の一途をたどります。

妻にとっては、もう僕の努力などは関係ないところまで来てしまっているんですよね。僕がいるだけで「不快!」という状態なんです。

それを象徴するような出来事がありました。

僕は普段、会社からの帰宅は深夜です。もう家族は寝静まっている時間です。なのですが、僕が帰ってしばらくすると、妻がすごい形相で寝室から出てきて、

「臭い!あんた、何したの!?あんたが帰ってきてから、家中がひどいにおいなのよ!窓全部開けて、どうにかして!」

これには本当にびっくりしました。慌てて自分の体臭を確認しましたが、おそらく変なにおいは発していません。おそらく、僕が家にいることがあまりに不快で、本当に臭いような感覚がしたのでしょう。これはもう末期的だな・・・と痛感しました。

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妻に話す前に長女に話してみた

離婚 高校生

本当は夫婦間できちんと話をしてから、子供達に報告するのが筋だと思っていました。ですが、先日、普段あまり会話をすることもなくなった長女と、家でふたりになる機会があり、思い切って話してみたのです。そうしたら、予想以上に大人な対応で、すごく前向きな話し合いとなりました。

「ママとはこのままの関係を続けるのは難しいと思っている。ママは父ちゃんといることで、すごいストレスを抱えているから、君たち(長女と次女のこと)にも、つらく当たることがあるだろ?もう離れた方が、お互いにとっていいような気がしてる」

長女「うん。そうかもね。いいと思うよ。その方が父ちゃんも楽でしょ。ママもきっと優しくなる。だから私たちにとってもいいと思う」

「離婚する、ということになると、君にも負担がかかることになると思う。今は父ちゃんが家事のほとんどをやっているけど、それをママが全部やるのは無理だから、君たちの役割が大きくなる」

長女「それは覚悟してる。そういう負担を引き受けてでも、ママと父ちゃんは離れた方がいいと思う」

「お金のことも楽じゃない。離婚したら、君たちはママと一緒に暮らすことになるけど、養育費というのを父ちゃんが支払う。養育費の金額を計算するシートみたいなのがあって、それを使って、父ちゃんの年収とママの年収(無職なのでゼロ)から計算すると、月に20~22万円になる」

長女「そうなんだ。お願いします」

「もし大学が私立になったら、奨学金もとってもらう必要が出てくる」

長女「分かった。国立の第一志望に行けるようにがんばる(長女は高校3年生)」

「養育費というのは、20歳までしか支払い義務がないらしいんだけど、君が大学を卒業して、就職して、自立するまでは、面倒見るよ」

長女「20歳までじゃ困るな・・・そこはひとつよろしくお願いします」

「今話したのは養育費のことで、ママが生活するためのお金は、ママ自身が仕事をして収入を得る必要がある。今の生活レベルを維持しようと思うと、ママは月に15~20万円くらい稼がないといけない。これは、すごく大変なこと。だから、家事の面とかは、君たちもしっかり役割を果たす必要がある」

長女「え、ママの生活費は払ってあげないの?慰謝料ってやつは?」

「父ちゃんは暴力をふるったわけでも浮気をしたわけでもないから、おそらく慰謝料っていうのは支払う義務がない。離婚を選択する以上、ママにも自立する覚悟が必要なんだよ」

長女「そうなんだ。でもママは父ちゃんといたから身体壊しちゃったりしたんでしょ。そういう健康被害に対して慰謝料ってないの?」

「ん~調べてみるけど、多分ない。それで、毎月の養育費があって、生活も別々になるわけだから、父ちゃん自身の生活もかなり厳しい状況になると思うんだけど、それ以上に父ちゃんがずっと離婚を躊躇していたのは、妹ちゃん(次女)と会えなくなるから」

長女「それは、すごい分かる。かわいいから」

「でも、離婚しても面会する権利はあるみたい。月に1回とか2回とか。毎日あのかわいい子に会えなくなるのは本当につらいけど、家族が前に進んでいくためなら仕方ないと思ってる」

長女「ママも自立して生きていくことを前向きに考えられるといいね」

「今すぐ離婚して離れるというのは、ちょっと難しいと思っていて、少なくとも君が受験を終えて無事大学に入るまでは、家事を君にやらせるのはかわいそうだよね」

長女「それは勘弁してほしい。受験勉強に専念したい。あと1年だね。そこまではフォロ-してほしい」

「あと1年経つと、妹ちゃんも小学生になる。そのタイミングに向けて、ママも1年かけて収入を得る道を自分で見つけてもらいたいと思ってる」

長女「そう簡単に仕事って見つかるのかな」

「ん~それは簡単じゃないと思うよ。でも、今もまだ景気は悪いままだけど、雇用だけは回復傾向にあるのが救いかも。大学生の就職率は、今かなりいいんじゃないかな。中高年の雇用も少しはいい状態になっているんじゃないかと思う。だから、ママには前向きに自分の人生を切り開いてもらいたい」

長女「ママは今、父ちゃんといるだけでストレスを感じちゃってるけど、1年後には別の新しい道を歩めると思えば、前向きな気持ちになれるかもしれないね」

長女に話してみてよかった

まさか、こういう前向きな会話になるとは思っていなかったので、うれしい驚きでした。思春期の難しい年頃なので、普段はほとんど会話もないのですが、この日の話をきっかけに、少しいい関係になれたような気がします。

先日、僕が1週間ほどの海外出張から帰ってきた翌日、こんな会話がありました。

長女「ねえ、お料理を私ができたら、父ちゃんちょっと楽になる?」

「そりゃ、お料理が家事の中で一番大変だからね。何で?」

長女「父ちゃんが出張に行っている間、私がお料理とか家事とかやってたんだけど、そんなに苦労なくできたから」

「そうか。でも受験生だからね。じゃあ、こうしようか。父ちゃんが基本的には作るけど、仕事が忙しくて品数が作れない時とかには、君にちょっと補ってもらうとか」

長女「うん分かった。私もちょっとずつ父ちゃん離れしなきゃいけないからね」

「父ちゃん離れ」~・・・ちょっと切なくもなりましたが、離婚を具体的に考えるようになったことで、長女に自立への自覚が芽生えたのかもしれません。それは、きっといいことですよね。

それにしても、1週間の出張中に、相変わらず一切家事をしなかった妻って一体・・・妻が被害者意識を手放して、人のせいにするのをやめて、自分の人生を歩み始めてくれることを願うしかありません。

パートナーシップに関する記事について

パートナーシップは最も難しい人間関係ですよね。自分という人間の弱さや欠点が、えげつないくらいに出てしまう。

僕自身の未熟で情けない夫婦関係の悩みを、できるだけ正直に赤裸々に表現することで、よりよい関係への道を探りたいと考えました。

まず、僕の夫婦関係がいかにして壊れてしまったのかを振り返りました。そして、離婚という選択肢を具体的に考え、自分がどういう人生を選びたいのかを自らに問いかけました。
【家庭内別居】僕たち夫婦のパートナーシップが壊れてしまった理由(体験談)

僕の問題点が一気に明るみに出たのは、二人目の子供の妊娠出産の時でした。いわゆる「産後クライシス」です。出産を通じて、なぜ妻の夫への愛情は失われしまうのか。自分のケースに照らして考えてみました。
【産後クライシス】妻が僕を憎むようになった理由… 妻の怒りに夫としてどう向き合うか(体験談)

「産後クライシス」という言葉が語られるようになったきっかけは、NHKの番組でした。その放送を振り返り、この問題の本質をまとめました。
【産後クライシス】2012年9月5日放送のNHK「あさイチ」まとめ

僕たちの夫婦関係が壊れてしまった、もう一つの大きなきっかけに、住宅の購入がありました。家を建てたり購入したりすることが、離婚の原因になることが多くあるようです。僕自身の経験を書きました。
【夫婦関係の崩壊】住宅の購入や新築が離婚のきっかけに!?(体験談)

高校生の長女に「離婚」のことを相談してみました。妻と話し合う前に・・・ いったい娘はどんな反応を示したのか?そのやり取りの一部始終を記録しました。
【離婚に向けて】思春期の娘に、妻との離婚について相談してみた

とあるスピリチュアルな美容師さんに、離婚を決意する前に大切なことをアドバイスされました。自分が本当に望む人生とは…考えるきっかけを与えてくれました。
【離婚に向けて】「離婚は『揺るぎない自分軸』を持ててから」と助言してくれた美容師さんの話

僕は「相手を咎めない、ジャッジしない」を意識して妻と接することを試みてみました。その結果、本当に少しずつではあるのですが、夫婦関係にある変化が起こり始めたような気が…
【夫婦関係】修復の兆しか!?離婚回避のために僕が取り組んだこととは―

「相手を咎めない、ジャッジしない」ことに加えて、「相手を信じて祈る」ということにも取り組んでみました。友人のセラピストから教わったことを実践してみた記録です。
【夫婦関係】「介入」ではなく「信じて祈る」・・・僕の20年間の過ちとは―

でもやっぱり妻の無視や否定にあうのは、とてもつらくて… なかなか成長できず後戻りばかりですが、そのつらさを独り言のように書いてしまいました…
【夫婦関係】妻からの無視・非難・暴言に耐えられますか?

女性はなぜ過去の出来事をいつまでもネチネチと蒸し返して男性を責め続けるのか。専門家の見解やネット上の意見を拾い上げ、自分なりの妻との向き合い方を模索しました。
【パートナーシップ】女性はなぜ過去の事をいつまでもネチネチと蒸し返し続けるのか?―怒りは悲しみの表現なのか―

都立高校の3年生が「サザエさん」の寸劇を通じて、女性の社会進出について学んだという興味深い新聞記事がありました。高校生の目線を通じて、夫婦関係や家族のあり方について考えさせられました。
【夫婦関係】夫は妻の人生をどう応援すべきか ―高校生のサザエさん寸劇授業から考える―

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5 Responses to “【離婚に向けて】思春期の娘に、妻との離婚について相談してみた”

  1. mm より:

    こんにちは、初めまして。
    次女ちゃんがかわいいんですね。
    同じように長女ちゃんも、可愛がってあげてくださいね。言葉に出して、大事に思っていると伝えてあげてください。
    妻さんは、長女ちゃんのことを考えてあげられる状態ではなさそうですので。
    長女ちゃんの様子を見ると、大人びているし言葉で伝えても軽く流されるかもしれませんが(笑)それでも長女ちゃんは、子供です。
    これからの人生で、彼女が結婚した時、親になったとき、一人で生きていくとき、家族を支えていくとき、家族の言葉を思い出すことは何度もあります。
    離婚した場合、長女ちゃんが一手に苦しい部分を受けるかもしれませんので、奥さんとは他人になっても、子供たちは助けてあげてください。

    こちらのサイトには「無痛分娩 危険」の検索でたどり着きました。死亡事故などニュースになっていたので、少し気になって。

    • eiji-maru より:

      mmさん、コメントありがとうございます。とても励まされました。

      長女にとって大切な時期に両親の不和というつらい状況にしてしまって、申し訳なく思っていますが、きれいごとではなく真に自立していくための対話を重ねていければと思っています。

      そうですね。妻とは他人になったとしても、子供たちへの愛は変わることはありません。離れていても、いつも幸せを祈りたいと思います。

      先日の無痛分娩の死亡件数のニュースは僕も気になっていました。僕のサイトに気付いていただいて感謝いたします。

    • eiji-maru より:

      mmさん、ご指摘の無痛分娩の件にして、その後こういう記事を書きました。もしよかったらご覧下さい。

      【無痛分娩】2017年4月17日読売新聞「麻酔使った『無痛分娩』で13人死亡…厚労省、急変対応求める緊急提言」について考える
      http://eiji-maru.com/mutsubunben-article/

  2. yuruyaka2017 より:

    こんにちわ。私の夫が「とうちゃん」の様な人です。
    今考えれば、数年前私もカサンドラの症状に陥っていたと思います。
    そして私にも2人の子供がおり、私の精神の不安定さでイライラと無気力な時期はつらい思いをさせてしまっていたと思います。

    経済的な理由もありやはり離婚までは出来ない状態という事と、子供達にしてもこのままではいけないと自分を責め苦しかったです。

    今も変わらぬ状況ですが前と違うのは「夫をあきらめた」と言う所です。
    奥さんが心底軽蔑した目になり無視している状況。すごく私の心境に似ています。
    ですが、家の夫は「とおちゃん」さんの様に自分自身の事は理解できていませんので、行動や態度で示してしまうとバランスが崩れてしまうので心の中だけで割り切っております。
    そうすることで、かなり楽になりました。

    ただ根本的には何も変わっていないので、未だ色々ありますが。。
    ご自身の事よく分析されて理解していてすごいと思います。
    家の夫は、到底無理でしょう。
    夫の家族もまた同じような感じの人たちなので、実際は私という生まれも育ちも違う他人と一緒に暮らしたことによる被害者なのかもしれませんね。
    夫は受動型アスペ+自己愛が強い傾向。
    お父さんに似ています。

    遺伝がすると聞きますがやはりそうなのかな。。。と思いますね。

    実は私は子連れ再婚なので、夫と子供の血のつながりはありません。子供達も大きくなってきてお父さんと思っていた人の態度や行動に困惑しています。

    今後、いつまで続けられるのか私にもわかりませんが何が夫婦にとって最善で幸せになれるのでしょうかね。。。

    • eiji-maru より:

      yuruyaka2017さん、メッセージありがとうございます!

      自分の妻の心の内を聞いているようで、胸に刺さるものがありました。

      僕もyuruyukaさんのご主人と同じように、ずっと自分の性質に気付くことができませんでした。妻に本格的に見放されて、初めてことの重大さに動揺し、自分に向き合うことになりました。あまりに遅すぎましたが…

      自己愛性人格障害について書かれた何かの資料に、「周囲の人に見放されて一人きりになるまで、決して自分の問題に気付くことができない」というようなことが書かれていましたが、本当にそうなってしまいました。

      yuruyukaさんのご主人も、きっとそこまで追いつめられなければ気付くことはできないのかもしれません。そこに至ってしまうと、お互いに深く傷つくことになりますが…

      「あきらめた」相手と一緒に暮らし続けるのは、精神的につらいこととお察しします。経済的なこともあるでしょうが、yuruyukaさんのたましいが、どう生きることを望んでいるのか、よく感じてみることも大切なような気がします。

      僕自身、妻と今後どうなっていくか分かりませんが、もし離婚することになったとしても、それはお互いが本当に幸せになるための選択にしたいと考えています。

      夫婦って本当に難しいですよね… 今回はメッセージ、本当にありがとうございました。

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