【PMSとは】月経前症候群の緩和には男性パートナーの理解がカギ

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彼女や妻が、人が変わったように精神的に不安定になり、当たり散らしたりする、という経験をしたことのある男性パートナーの方、いるのではないでしょうか?僕の妻がそうでした。

周期的にある一定期間、手が付けられないほど不機嫌になり、まるで別人格。原因が分からず、すごく傷ついたことがありました。のちに、これは「月経前症候群=PMS」という、一種の病気なのだと知りました。

悪いのは、彼女じゃない。PMSが彼女を苦しめているんだと分かり、救われる思いでした。心当たりのある男性パートナーの方に読んでいただければと思います。

月経前症候群=PMSとは

男女

出典:『ワン・デイ 23年のラブストーリー』

PMS(月経前症候群)は“Premenstrual Syndrome”という英語の略称です。月経(生理)の3〜10日位前から起こる精神的、身体的な不調で、月経(生理)が来ると症状が弱まり、やがて消えていきます。

85%の女性がPMSの症状に苦しんでいると言われています。ところが、PMSについてきちんと知っている女性は約40%にとどまっています。 女性にしてこの認知度なのですから、男性でPMSの存在を知っている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

かなりの割合の女性が、1か月のうちの約1週間もの間、PMSの症状に悩まされているのです。そして、その後には、つらい生理痛が待っているのですから、女性は本当に大変だと思います。僕たち男性にとっても、重要な問題ですよね。まずは、この現実を知るところから始めましょう。

生理痛については、こちらの記事を、ぜひご覧ください。
【生理痛による諸症状 】男性だからこそ知っておきたい、生理痛の原因と緩和方法

【生理痛に効くツボ】男性パートナーにもできるサポート、即効性のある緩和方法

【生理痛に効く薬】ドラッグストアで入手できる市販薬10選

PMSの症状

PMSは、精神的にも身体的にも、実に様々な症状を示します。まさに十人十色で、症状の現れ方は千差万別。月によっても違うことがあるそうです。主な症状を見てみましょう。

精神的症状

イライラ

出典:ameblo.jp

・イライラする
・怒りっぽくなる
・落ち着かない
・憂鬱な気分になる
・周囲に八つ当たりしてしまう
・情緒不安定
・泣きたくなる
・張り詰めた気分
・集中できない・・・など

身体的症状

だるい

・肌があれる
・にきびができる
・むくみ
・のぼせる
・下腹部がはる感じがする
・下腹部に痛みを感じる
・腰が痛い
・頭が痛い
・重くだるい
・乳房が痛い
・眠気または不眠
・体重増加・・・など

PMS症状グラフ

出典:ユニ・チャーム

このグラフは生理用品のメーカーが調査したアンケート結果です。イライラで悩む女性が一番多いことが分かります。その他、どのような症状が多いのか、参考になりますね。

また、これらの他に「便秘」になってしまうケースも。これについては、別の記事に詳しく書いていますので、参考になさってください。
【女性を悩ませる便秘】肌荒れやイライラを引き起こす「便秘」の解消法10選

特に重い精神的症状=PMDD

PMSの症状の中でも精神的な症状が重く、自分の感情や行動をコントロールすることができず、日常生活が送るのが困難なほど深刻な場合は、PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder)と診断されます。 日本語にすると、「月経前不快気分障害」となります。国内の調査では1.2%ほどの女性が、PMDDだと言われています。

PMSが起こるメカニズム

PMSは、実はその原因ははっきりとわかっていません。有力な説として、排卵後に訪れる「黄体期」に、女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌量が急激に変化することが関わっていると考えられています。

月経周期

出典:知ろう、治そう、PMS

月経周期が28日の女性の場合、排卵が起きるのはちょうど月経(生理)が始まる14日前。排卵を境に、ふたつの女性ホルモンの分泌に大きな変化が生じます。

まず、黄体ホルモン「プロゲステロン」の分泌量が急激に増加します。プロゲステロンは、脳内物質(GABA) や水分代謝に影響を与えると考えられています。水分が身体から排出されにくくなると、むくみの原因になります。水分が乳房にたまれば乳房の痛みに、頭にたまれば頭痛になります。そして、身体全体がだるさを感じることになります。

一方、卵胞ホルモン「エストロゲン」の分泌量は急激に減少します。そのことにより、セロトニン (喜びを感じる脳内物質)の分泌量も同時に低下し、ネガティブな気持ちを引き起こすといわれてます。

さらに、生理前はインスリン(血糖値を下げるホルモン)の効果が低下し、血糖値が上がります。上がった血糖値を下げようと、普段より多量のインスリンが分泌されます。そのため、食事から2〜3時間後に、必要以上に血糖値が低下してしまう「低血糖」の状態に陥ります。「低血糖」は、実に様々なつらい症状を引き起こします。

低血糖症については、こちら↓の記事に詳しく書きました。ぜひ参考にしてください。
【反応性低血糖症の症状】「うつ傾向」「疲れやすい」は低血糖症の可能性が

PMSの症状を悪化させる要因

PMSは、様々な要因によって、症状が悪化すると考えられいます。要因が把握できると、改善の可能性も見えてきます。

環境の変化やストレス

就職、転職、結婚、離婚、転居、一人暮らしや姑との同居を始めたなど、環境の変化が起きた時や、常に緊張している状態の時は症状が重くなります。

性格

普段から几帳面で、クヨクヨ悩んでしまう、細かいことを気にしやすい性格、つらくても我慢してしまう人は、症状を強く感じる傾向が見られます。

食生活

バランスの悪い食事はビタミンやミネラルの不足が原因で症状が強くなります。お酒、タバコ、甘いものなどの嗜好品を摂る人も症状が出やすくなります。

30代の女性が重い精神的症状を示す

Head ache

出典:googirl

PMSに悩まされている主な年代層は、20代〜40代です。その症状には年代によって異なる傾向があります。

20代の女性は、乳房のはり、下腹部痛や頭痛など、身体的な症状が強く出る傾向にあります。一方、30代になると、20代の症状に加えて、情緒不安定になる、攻撃的になるなど、精神的な症状が顕著に現れるようになります。PMSのことを「30代中期症候群」というほど、30代の女性には、PMSの症状に悩んでいる方が多くいます。

30代と言えば仕事も生活も充実してくる時期ですよね。それがストレスとなって、よりいっそう症状を重くしてしまうのです。

また出産経験の有無もPMSの症状に影響すると言われています。 一般的に出産経験のある女性の方が、イライラする、怒りっぽくなる、自己否定的になるなど精神的な症状が多くなる傾向があるそうです。逆に、出産経験のない女性は、下腹部痛、乳房のはり、頭痛などの身体的な症状が多くみられます。

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PMSを緩和する栄養素

身体的な不調が出やす い人は、普段の食事からちゃんと栄養が摂れているか見直してみるといいでしょう。次の栄養素を補給することで、諸症状を緩和することができます。

また、PMSの緩和に役立つ薬やサプリメントについては、次の記事にもまとめていますので、ぜひご覧になってください。

【PMSの緩和方法】効果的な4種類の薬とサプリメント

身体的な不調にはビタミンB群

ビタミンB2 → にきび・吹き出物や口内炎の予防
ビタミンB6 → むくみ、貧血、肌荒れの予防
ビタミンB12 → 貧血気味の症状、眠気の予防

これらのビタミンB群は体内で協力して働くので、まとめて摂ると、より効果を発揮します。ビタミンB群を混合したサプリメントも出ていますので、利用してみるといいでしょう。

 

精神的な不調にはカルシウム・マグネシウム

女性ホルモンはストレスの影響を受けやすく、日常のストレスがPMSを悪化させることがあります。 改善するには、自分がどんなストレスを抱えているかを把握し、ストレスそのものを軽減できるよう対策をすること。そして、精神的な不調に効果的な栄養をしっかり摂ることが重要です。

情緒の安定には、カルシウムとマグネシウムを摂ることが効果的です。 カルシウムが豊富な食事をしている人と摂取しない人では、PMSの症状に差が出るという研究報告もあるそうです。 カルシウムとマグネシウムは、大豆製品や緑の野菜に豊富です。 特に大豆製品は、女性ホルモンのバランスを整える大豆イソフラボンが含まれているので、よりおすすめです。

 

女性ホルモンをサポートするビタミンB6と亜鉛

PMS が特にひどい人は、女性ホルモンの働きそのものが悪い可能性があります。ビタミンB6と亜鉛は、女性ホルモンを活性化する働きがあります。 生理痛があるときや生理不順にも効果的と言われているので、積極的に摂るといいでしょう。

ビタミンB6は、サンマ、カツオ、マグロ、サバ、イワシなどの魚やレバー類に多く含まれます。 また、亜鉛は、貝類、赤身の肉、レバー類などから摂取できます。

 

〔追記〕偏頭痛に特化した「ズツノンDr.」の効果

偏頭痛の治療で有名なフィーバーフューをはじめ、3種類の西洋ハーブ、8種類の伝承温和漢を配合したサプリメントを発見しました。女性特有の痛みにも有効な成分も多数含まれているので、PMSにともなうつらい痛みにも効果を発揮するかもしれません。その名も「ズツノンDr.」。それがこちら↓です。

僕が実際に服用してみた体験談も、ぜひ参考にお読みください。
【頭痛】ズキズキする偏頭痛の対処法に自然素材サプリメント「ズツノンDr.」が効果的!(体験談)

低容量ピルの服用

低用量ピル

医師の診断と処方が必要になりますが、もっとも高い効果が期待できるのが「低容量ピル」の服用です。一般には避妊薬として認識されているピルですが、女性ホルモンの変動を抑えることで、PMSと生理痛の症状を軽減する効果があります。詳しくは、次の記事をご覧ください。

【PMSと生理痛に低用量ピル】治療の効果と副作用

おだいじなさってください

今回は、PMSに関する基礎的な知識をまとめました。PMSによるイライラは、彼女たちが悪いわけではないのです。悪いのはPMSなのです。女性は苦しんでいる側なのです。ということが分かっているだけで、僕たち男性の向き合い方は、全然違ったものになってきますよね。具体的な対策や緩和方法については、また改めて記事にしたいと思います。

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