【ノロウイルス】2016/2017シーズン最新情報 大流行の兆しに警戒を

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2016年12月に入ってから、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が大流行の兆しを見せているとの報道が出始めました。国立感染症研究所などが発表している最新情報をお伝えします。

2006年、2012年以来の大流行の兆し

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2016/2017年のノロウイルスの流行について、まずはこちらのグラフをご覧ください。

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このグラフは、2006年および2012年以降の、10月から年末にかけてのノロウイルスによる感染性胃腸炎の患者数を表しています。数値は、全国約3千カ所の小児科など定点医療機関から報告された患者数(1週間ごとの累計)をもとに、1医療機関あたりの患者数を計算したものです。

2006年に大規模な流行が、2012年にはそれに続く流行があったことが、グラフの山の高さから見て取れます。2013年、14年、15年は比較的患者数が少なく、落ち着いていました。

そして2016年。11月から患者数が急増。11月28日~12月4日までの1週間に、5万4876人が病院にかかりました。1医療機関あたりに計算し直すと、17.37人。2015年の同時期と比較して、3倍近くに増加しています。

1医療機関あたりの患者数(1週間ごとの累計)が20人を超えると「警報レベル」とされますが、11月28日~12月4日の1週間では、以下の10都市で20人を超えました。

・宮城 45.75人
・山形 33.47人
・三重 27.71人
・埼玉 26.73人
・東京 26.64人
・神奈川 23.62人
・奈良 23.09人
・宮崎 20.83人
・千葉 20.24人
・兵庫 20.12人

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保育所、幼稚園、小学校が感染源

ノロウイルスの集団感染が、どこで起こっているのかを推定するグラフが、国立感染症研究所から発表されています。2016年12月11日現在の円グラフが、こちらです。

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まだシーズンが始まったばかりでサンプル数が少ないものの、例年に比べてある特徴が見られます。それは、保育所(ピンク)、幼稚園(緑)、小学校(水色の縞)での感染が、圧倒的に多い点です。例年は、飲食店(オレンジの縞)と老人ホーム(青)が、もっと大きな割合を示すのですが、それを圧倒する形で子供たちの間で感染が広がっていることが読み取れます。

遺伝子型「GⅡ.2」が流行

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こちらのグラフは、2015年9月~2016年11月までに患者から検出されたノロウイルスの遺伝子型を棒グラフにしたものです(1ヶ月ごとの累計)。

2016年10月と11月の分布を見ると、赤で示された遺伝子型「GⅡ.2」が、際立って多いことが分かります。これは、2015/2016年のシーズンには非常に少なかったタイプです。

ノロウイルスには約30種類の遺伝子型があります。「GⅡ.2」は、かつて2009~2012年にかけて多くの感染者を出したものの、その後あまり見られなくなっていたものです。

2016年の10月以降、「GⅡ.2」が全国各地で乳幼児を中心に検出されています。宮城県では今シーズン、幼稚園や保育所で集団感染が80件以上発生していますが、その多くが「GⅡ.2」型のノロウイルスだったことが報告されています。

乳幼児に「GⅡ.2」が流行している理由について、感染研感染症疫学センターの木村博一第6室長は、「GⅡ.2の流行のなかった2013年以降に生まれた子どもは、GⅡ.2に対する免疫がないと思われる。そのため、感染が広がりやすい恐れがある」と指摘しています。

ノロウイルスには徹底的な感染予防策を

ノロウイルスの感染力の強さは強烈です。アルコール消毒は効果がなく、嘔吐や下痢の飛沫に触れると、高い確率で感染します。

保育所や幼稚園、小学校などで子供が感染すると、あっという間に家族全員に感染が広がります。それを予防する方法については、こちらを参考にしてください。

【ノロウイルス】激しい下痢と嘔吐を引き起こす感染性胃腸炎、感染を予防する対策

 

 

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