【無痛分娩】副作用や死亡事故も…体験談まとめ

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僕の妻は次女を出産する際、「無痛分娩」を選択しました。高齢出産で体力にも自信がなかったため、出産時の負担が少なく、出産後の回復も早いと言われる無痛分娩を選んだのです。

その時の体験をつづった記事は、僕のこの零細サイトの中では、多くの方に読んでいただくことができました。ありがとうございます。「無痛分娩」に関心を持っている方がたくさんいることを知りました。それならば、僕の妻の体験談だけでなく、これまでに無痛分娩に臨んだ皆さんがどのような体験をされたのかを、まとまった形でお伝えできたら、お役に立てるのではないかと考えました。

無痛分娩とは

出産2

これについては、以前書いた記事に詳しく記しました。この記事には、僕の妻の体験談が詳しく書かれています。そちらも参考にしていただければと思います。
【無痛分娩のリスク】 僕の妻の体験談 「脳脊髄液減少症」という過酷な医療事故

成功の実例

ネット上で無痛分娩の体験談を検索すると、多くの成功例がヒットします。ですので、おそらく無痛分娩に臨んだ方々のうち、大多数はうまく麻酔が効いて、痛みを軽減しながら、いいお産ができたのだと思います。いくつか実例をご紹介しましょう。

私は一人目で三日陣痛に苦しんで本当に痛くてつらかったので二人目は無痛にする!と一人目の陣痛中から考えてました!
二人目の病院は無痛を推進してて七割くらいが無痛分娩してるそうです。
無痛分娩は私にとって本当に良かったです 無駄に緊張しないから産道が開きやすいらしく四時間くらいで産まれましたし産後も体力があり無理なくすごせました。
(yahoo! 知恵袋から引用)

無痛で出産しましたが、出産中も後も全く副作用は感じませんでした。
痛みを感じたら麻酔を多くしてもらえたり完全無痛で笑顔で出産しました。
楽でした。
ちなみにいきみ1回ででてきました。
慣れてる病院だと心配はないのではと、、、。あとは個人個人の体質ですかね。。
(yahoo! 知恵袋から引用)

痛みに弱くなかった私ですが、一人目は陣痛促進剤の強烈な痛みに耐え切れず、また色んな条件が重なり、無痛分娩に切替ました。
陣痛に耐えれなくなった時に無痛分娩に切替れる産院を探すのはどうですか?
私も二人目は、耐え切れなくなった時に麻酔をお願いするつもりで、無痛分娩に対応してる産院(一人目を出産した産院)で出産しました。
一人目の時は対応してなくて、急遽産院を変わりましたので。

我慢の限界がきた時に麻酔を頼めると思うと、安心して出産に臨めましたよ。
結果「まだいける」を繰り返してたら分娩が始まり、分娩さえ始まればスルッと産まれてくれました。陣痛は半端ないです。
特に促進剤や誘発剤は、薬の力で子宮を収縮させるので、強烈です。
でも良い経験でもあります。

ただ無痛で産んでも激痛で産んでも、何一つ変わらず我が子は可愛いです。
なので、無痛分娩賛成派です。
(yahoo! 知恵袋から引用)

なるほど、痛みに耐えきれない時のオプションとして無痛分娩に切り替えられる病院を選んでおく、というのは、ひとつの考え方ですね。その場合、経験豊富な麻酔の専門医が常駐している産院を選ぶことが重要だと思います。

続いて、有名タレントさんの実例をふたつ。小倉優子さんと、お笑いコンビ、クワバタオハラの小原正子さんのブログからご紹介しましょう。

小倉優子

そうもしている間に破水をしたので、麻酔を射ってもらいました
背中に注射をしたのですが、陣痛の痛みで背中の注射は全く痛くありませんでした
そして、30後に麻酔が効いてきてふぅっと痛みが和らいでくるのが分かりました
その後からは、陣痛の波が小さな痛みに変わり、先生からそろそろと言われて夕方には分娩室へ
分娩室では、叫ぶような痛みはないまま出産をすることが出来ました

和痛分娩を経験した結果なのですが、
痛みを和らいで出産することが出来たのですが、やっぱり自然な形で一度は経験出来たらなぁと思いました
次に授かることが出来たら、普通分娩を選択しようと思っています

ただ、何でも経験
なので、今回も一つの経験として凄く良かったなぁと思っています!!
それに、和痛分娩でも普通分娩でも、私は我が子の可愛さは変わらないと思います!!
(小倉優子オフィシャルブログ「Yuko’s Happy Life」から引用)

小原正子

分娩開始!!!!!

陣痛の痛みがないので
いきむ タイミングや、力の入れ方
言われた通りに頑張る

息は苦しいけど、痛くはない
誠希千くん、がんばれーー!!!と
思いながら 必死で いきむ!

同時に
お腹を猛烈におされながら
吸引してもらう
(おされるのが、おへそより上なので
これは相当いたい
でも必死なので、もはや分からない)

何回か続く
そして
PM 7:20
鈴木 誠希千 無事に誕生!!!
(クワバタオハラ小原正子オフィシャルブログ「女前。」から引用)

麻酔の効き方が不完全だった実例

無痛分娩のリスクの大部分は、「麻酔」に関わっています。ここでは、「失敗」とまではいかないけれど、麻酔がうまく効かなかったり、効きすぎてしまったりして、期待していたような効果が得られなかった実例をご紹介します。

麻酔が効きすぎで、全く下半身が動かず、「このまま半身不随になったら嫌だな…」なんて考えていると、乗り物酔いのようになり、目を開けていられなくなる。
麻酔効きすぎの副作用で意識が混濁してしまいました
赤ちゃんもNSTで心拍を確認すると異常に低下していて、目をつぶっていても助産師さんが慌てているのが分かりました…
(中略)
念願の無痛分娩は右半分は完全に痛くなく、左は少し陣痛を感じたと言う結果です
助産師さんいわく、左側も何割か効いてるとのことだったので、あの痛みがMAXじゃないなら普通分娩てヤバイと思いました…

入院しているとき、他に3人緊急無痛分娩を経験した人から話を聞いたら、同じように右だけ効いた人、全く効かない人(太りすぎた)、全く痛くなかった人と麻酔の効きは様々でした
(個人ブログ「空色の鍵」から引用)

陣痛が強くなって我慢が出来ないので先生を起こし、麻酔を入れてもらいました。
これで楽になる…と思っていましたが、なんとなりませんでした。
痛くて痛くて…何分で効くんだよ!とずっと時計を見ていました。
(中略)
痛みは増すばっかりです。
陣痛促進剤の量をどんどん増やされ、どんどん強い陣痛になっていきます。
その時旦那が「お昼食べてきていい?」と言われて、痛すぎて「あー、あー」と返事をしたのをなんとなく覚えています。
子宮口は8cmまで開いてきて、痛みはMAXです!
お昼から帰ってきた旦那に陣痛の度腰を押してもらい、助産師さんには暴言を吐いていました。
「もうやめたい!」
「全然無痛じゃない!」
「痛い痛い!なんで!」
助産師さんには「あなたの気が済むなら、なんでも言っていいから。ここで言った事は本心じゃないって分かってる」と言われました。プロだな…と痛いながら思いました。
ついに子宮口全開!!
先生が麻酔を追加しに来ましたが、痛すぎて大きな効果はありませんでした。
麻酔が効かない訳ではなく、陣痛が勝ってしまうのです。
足に感覚はないし、尿を取ったり内診したりは感覚がありませんでした。
また、いきみたい!という感覚はありませんでした。
(中略)
出てきた瞬間の感覚に私はビックリしました!
ヘソ下くらいからズルんと出る感覚かと思っていましたが、胸下からズルんと出たんです。
内臓全部出たと思った!!
そして胸の上に置かれた時には、大人とは思えないほど大泣きしました。
(個人ブログ「みみたぶのつぼ(仮)」から引用)

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「吐き気」の副作用に苦しんだ実例

麻酔の副作用に加えて、出産時の出血もからんで、「吐き気」「嘔吐」に苦しめられるケースがあるようです。いくつかの実例と、医師の方の書き込みをご紹介しましょう。

友人が2人、無痛分娩してますが、2人とも麻酔が入ってきてから吐いていたようです。
産む辛さはなかったみたいですが、吐き気との闘いだったそうです…
出産してからも、麻酔の副作用で頭痛がひどく、1人は産後1週間ほどひどい頭痛に悩まされていました。あまりの痛さに、またそこでも吐き気…
(yahoo! 知恵袋から引用)

友人で何人か無痛分娩しています。
会社の人の奥様は副作用で吐いたらしいです。
でも、普通分娩の妊婦さんと比べると断然、産後の回復が違うらしいです。
他の妊婦さんが歩けないぐらいの時も普通に歩きまわっていたとか・・・・
ご主人からみると吐いたとしても、絶対に無痛がオススメって言っていました。
(yahoo! 知恵袋から引用)

経験者ではなく、医師です。

硬膜外麻酔に使用する薬剤じたいは、それほど吐き気来ることないのですが、麻酔や出血によって血圧が下がると、吐きけが出ることが多いですね。

正直に言うと、モニターをずっとつけて管理すれば、吐き気は相当抑えられますが、実際問題なかなか難しいです。一般的に、若い女性は吐きやすいです、、、ですので妊婦さんは全員当てはまってしまいます。
(yahoo! 知恵袋から引用)

「頭痛」の副作用に苦しんだ実例

耐えがたいほどの「頭痛」… 僕の妻は、これでした。
【無痛分娩のリスク】 僕の妻の体験談 「脳脊髄液減少症」という過酷な医療事故

ご紹介する体験談の中には、「ちょっとひどい頭痛」くらいの書き方がされているものもありますが、実はもっと深刻なことが起こっていた可能性もあると思われます。つまり、硬膜外麻酔の失敗による「硬膜穿孔」と、それにともなう「脳脊髄液減少症」です。僕の妻のケースは決して特殊なものではなく、実は氷山の一角なのかもしれません。

麻酔を入れたときには頭痛が少々。出産後は頭に激痛が……。二日寝込みました。頭痛が完全におさまるのに一週間かかりました。授乳が辛くて大変でした(>_<)

ごくまれに起こるという症状が自分に起きるとは…。病院の資料だと、頭痛に悩むのは1%ほどだそうですよ。

でも陣痛を軽減できた(ほとんど感じなかった)のは私にはよかったです。
(yahoo! 知恵袋から引用)

3人子供がいて 上2人 自然分娩 3人目 無痛分娩のはずだったんですが かなり評判のいい産婦人科の医院長に 麻酔をしてもらったのですが 失敗して 麻酔の液が漏れてしまい 入院中ずっと頭痛と点滴で動けませんでした。
退院後も頭痛は一ヶ月つづきました。

稀ですが 失敗することもあります。
(yahoo! 知恵袋から引用)

出産の翌日のこと。
後頭部、というか首の後ろ辺りがつったように痛くなりまして。
いきむ時に肩に力が入って、筋肉が炎症起こしてるのかな?と最初は思いました。むちうちみたいな感じなのかな、と。
看護師さんに聞いても、筋肉痛になる人いますもんねぇ、とか言われまして。

しかしその後、背中~首~後頭部まで痛みが広がり、首を動かすと更なる激痛が。ベビの授乳の時も、顔を見ながらあげることができないほど。
この日からベビと同室だったのですが、お世話は無理でしょうと、新生児室へ連れて行かれてしまいました。ここから退院の日まで、ベビと一緒に過ごせたのは授乳の時だけ

頭痛は麻酔の副作用で、たまにこうなる人もいると言われ、ひたすら寝る生活が始まりました。
確かに横になっていると痛みは和らぐ感じで、水分補給が効くらしくずっと点滴。

しかし安静にしていても、2日目になって頭痛は酷くなる一方で。ここでようやく、先生から説明を受けました。

硬膜外麻酔の際、誤って硬膜に穴を開けてしまう(硬膜穿刺)事があると、髄液が血液中に流れ出して、頭痛を引き起こす(低髄圧性頭痛)らしいです。
この症状は、『ブラッドパッチ』という処置を施したら劇的に回復するそうで。

ブラッドパッチとは、患者の腕などから採血し、それを硬膜の穴が開いた付近に注入して、血液を固めて穴を塞ぐというもの。この処置の際は、もう一度、硬膜外麻酔をすることになります。

しかしながら。
分娩の際、最初に麻酔をした際に先生が、硬膜に穴を開けてしまった事に気付いたのか?「産後に頭痛が起きない為に、念のためブラッドパッチしておきますね」
と言って処置を受けていたのです。
(個人ブログ「こもちモチの子育て日記」から引用)

医師からのコメントにも、産科における硬膜外麻酔のリスクが書き込まれています。

もともと分娩自体にリスクがある上に、無痛分娩の場合は麻酔のリスクも加わりますし、私が働いているような田舎では産科医も麻酔科医も不足しておりますので、県内で無痛分娩を行っている施設は一施設のみという状況です。

徒に脅かすようなことはしたくないのですが、妊婦さんの硬膜外麻酔は、手技的に通常の人より若干難しく、また過度の血圧低下や局所麻酔薬中毒のリスクが若干高くなります。赤ちゃんへの影響や母体への影響は「ほぼ」無いというだけで、絶対無いわけではありません(少なくとも、前述の通り自然分娩よりはリスクが高くなります)。実際に、無痛分娩中の母体死亡の例も報告されてます。その危険性ゆえ、マンパワーの無い田舎では(よほど産科医にこだわりが無い限り)選択されることが少ないのです。
(教えて!gooから引用)

死亡事故の実例

これは、とてもショッキングな報告です。やはり硬膜外麻酔の失敗による医療事故の実例です。

硬膜外麻酔とは本来、脊髄を包む硬膜の外側に麻酔液を入れます。それが、針を入れる深さを見誤って、硬膜に穴を開けてしまうことがあります。それが「硬膜穿孔」です。硬膜外麻酔には、この硬膜穿孔のリスクが一定の割合であります。僕の妻は、硬膜穿孔によって脳脊髄液が漏れ出すという事故にあいました。

この死亡事故のケースでは、硬膜のさらに内側にある「くも膜」にまで麻酔針が達し、脊髄全体が麻酔によって麻痺するという重篤な状態に陥り、死に至ってしまいました。

最終的に医師は過失の一部を認めて和解に至っていますが、嫌疑不十分ということで起訴はできませんでした。出産現場の医療事故を訴えるのが、いかに難しいことなのか、痛感させられます。

お母さんと赤ちゃん、ふたつの尊い命が失われたという事実は、無痛分娩を検討する上で、直視しなければいけないものだと僕は思います。

症例報告「無痛分娩による硬膜外麻酔で全脊椎麻酔を生じ、妊婦及び胎児が死亡した事例」

妊婦は33歳。無痛分娩を希望し、38週1日で予定分娩開始。硬膜外穿刺後にカテーテルからマーカイン10mlを注入。その2分後に「苦しい…声がでない…」と訴えあり、血圧が72/40まで低下。医師はラクテック500mlの点滴と4L酸素を開始し帝王切開の準備を開始した以外、22分間特別な対応をしなかった(診療録にも記載なし)。その後、大学病院に救急搬送依頼をし、電話で指示を受けボスミン等の投与や挿管がなされたが、搬送後に母子の死亡が確認された(死産)。

※この実例では、病院は告訴されましたが、嫌疑不十分ということで不起訴になっています。

ただ、死後CT画像が資料提供されていないことが判明。脳に不自然な空気様の所見があり、くも膜下腔のガス所見から、穿刺針がくも膜下まで到達して全脊麻となったと推論されるとの鑑定意見が出され、最終的に医師からの謝罪の手紙の交付とともに、4,000万円の和解金の支払いを受けるとの内容で調停が成立しました。
(医療事故情報センターニュース、2015.1.1.№322号から引用、一部加筆)

無痛分娩に関する記事について

僕の妻が無痛分娩による後遺症で苦しんだこともあり、関連する記事をたくさん書いてきました。ここに、まとめておきます。

まず、僕の妻のケースを詳述した最初の記事。硬膜外麻酔がうまくいかず、硬膜穿孔による脳脊髄液減少症の後遺症に苦しみました。この記事は、多くの方の目にとまったようで、僕の零細サイトの中でも、最も閲覧数の多い記事となっています。
【無痛分娩のリスク】 僕の妻の体験談 「脳脊髄液減少症」という過酷な医療事故

ネット上に残されている無痛分娩に関する体験談をまとめた記事です。うまくいったケースから、死亡事故のケースまでを挙げています。
【無痛分娩】副作用や死亡事故も…体験談まとめ

医療現場の人間模様を描いた漫画「コウノドリ」にも、無痛分娩に関する1話があります。産科の抱える課題も見えてくるもので、ぜひ読んでいただきたい作品です。
【無痛分娩】漫画「コウノドリ」第10巻を読んで(※ネタバレ注意)

その「コウノドリ」の無痛分娩のエピソードが、2017年10月にドラマ第2シリーズの第3話として放送されました。
【コウノドリ】2017年ドラマ 第3話「母を救え 産後うつと無痛分娩」感動シーンを振り返る(※ネタバレ注意)

2017年4月以降、無痛分娩にからむ事故が相次いで報道されました。時系列で整理しておきます。

まず、2011年4月に京都の産院で起こった医療過誤訴訟。赤ちゃんが脳に重大な障害を持って生まれ、その後3歳で亡くなったという痛ましい事故でした。事故の原因のひとつとして「陣痛促進剤」の過剰投与が示唆されています。
【無痛分娩】2011年4月、京都「ふるき産婦人科」の事故 脳に障害、3歳で死亡 ―陣痛促進剤の過剰投与か―

次に、2012年11月に京都の同じ病院で起こった訴訟。母子ともに意思疎通のできない重大な障害を負いました。原因の可能性として「局所麻酔薬中毒」が挙げられました。
【無痛分娩】2012年11月、京都「ふるき産婦人科」の事故 母子ともに脳障害で提訴 ―局所麻酔薬中毒か―

2015年2月には、特定機能病院に指定されている順天堂大順天堂病院でも事故が起こりました。2014年から24時間体制で専門の麻酔科医がバックアップする体制を導入していましたが、死産および子宮全摘出という痛ましい事故となり、裁判となっています。
【無痛分娩】2015年2月、高度な医療を誇る順天堂大順天堂病院で死産 ―陣痛促進剤を説明せずに投与か―

2015年8月には、神戸の病院で、36歳の母親が陣痛促進剤の過剰投与と思われる子宮からの大量出血などで亡くなる事故がありました。異変が起こった後の病院側の対応にも問題があり、刑事告訴されました。
【無痛分娩】2015年8月、神戸「母と子の上田病院」の事故 36歳の母親が死亡 ―陣痛促進剤の過剰投与で刑事告訴―

2015年9月に、同じく神戸の別の病院で起こった事故。硬膜外麻酔の手技とその後の管理に、明らかに杜撰な点が見られ、母親が死亡、赤ちゃんも脳に重い障害を負いました。。
【無痛分娩】2015年9月、神戸「おかざきマタニティクリニック」の事故 35歳の母親が死亡 ―麻酔科医の不足が一連の事故の根底に―

さらに、2016年5月にも京都の同じ病院で医療事故が起こっています。この事故でも、母子ともに意思疎通のできない重大な障害を負いました。原因として「全脊髄麻酔状態」が考えられています。
【無痛分娩】2016年5月、京都「ふるき産婦人科」の事故 母子ともに脳障害で提訴 ―全脊髄麻酔に陥ったか―

2017年1月には、大阪の産院で、31歳の母親が出産中に呼吸不全に陥って意識不明となり、その後亡くなるという死亡事故が起こりました。僕の勝手な推測で、麻酔薬によるアレルギー反応(アナフィラキシーショック)について検証してみました。
【無痛分娩】2017年1月、大阪「老木レディスクリニック」の事故 31歳の母親が死亡 院長が書類送検 HPの虚偽記載も

2017年4月17日の新聞記事に、無痛分娩が妊産婦の死亡率を上昇させるとのショッキングな記事が掲載されました。この記事の内容について検証してみました。
【無痛分娩】2017年4月の日本産科婦人科学会で発表された「無痛分娩で13人死亡」の真相とは

これらの事故(2017年4月~6月に相次いで報道された)を受けて、日本産婦人科医会が全国の産婦人科に対して実態調査を行うことになりました。今後の安全性向上に生かされるよう、強く希望します。
【無痛分娩】日本産婦人科医会が実態調査を開始 ―現場の状況を把握し、これ以上の犠牲者を出すなー

慎重な選択を

ネット上の多くのサイトでは、無痛分娩を推奨しています。僕も「痛みに耐えてこその出産」とは思いません。ただ、日本ではまだまだ麻酔の専門医が常駐している産科医が少なく、経験も蓄積されていないため、硬膜外麻酔にからむ事故は、一定の確率で起こるものだと考える必要があると思います。今回、様々な体験談を調べる中で、硬膜穿孔による脳脊髄液減少症が原因と思われる頭痛の報告が予想以上に多く見られました。

無痛分娩にはリスクがある。無痛分娩を検討している皆さんんは、この事実を受け入れた上で、慎重な選択をしていただきたいと思います。

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