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【クロロフィル】葉緑素は「デトックス作用」と「造血作用」を持つスーパー色素

クロロフィル・葉緑素

こんにちは。えいぷりおです。

体と心の健康のために、僕はハーブデトックスという方法をおすすめしています。天然由来の有機ハーブ製品を摂取しながら、長期間の断食を行って、心身を解毒する健康法です。

前回の記事では、ハーブデトックスの主役、L-アルギニンの役割を説明しました。

今回の記事では、もうひとつの主役、クロロフィルの造血作用とデトックス作用について解説します。

ハーブデトックスの関連記事として、次の6つの記事を書いています。

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クロロフィルとは

植物の細胞には、光合成を行う葉緑体という細胞小器官があります。

クロロフィルは葉緑体の中で主要な役割を果たす緑色の色素、葉緑素を指します。

クロロフィルは健康促進に優れた効果を持つスーパーフードとして注目されています。次に挙げるような作用が知られています。

【クロロフィルの主な作用】

  • 抗酸化作用
  • がん予防
  • アンチエイジング効果
  • 造血作用
  • デトックス作用
  • コレステロール値の低下

これらの中から、造血作用デトックス作用にフォーカスしてみましょう。

クロロフィルの造血作用

赤血球 ヘモグロビン

血液の中で、酸素を運ぶ重要な役割を果たしているのが赤血球です。

赤血球の主要な成分はヘモグロビンというたんぱく質です。

そしてヘモグロビンは、ヘムという赤色の色素でできています。

不思議なことに、赤血球のヘムと、葉緑体のクロロフィルは、とても構造が似ています。

構造が似ているだけでなく、クロロフィルは血液中で酸素と結合して、ヘムと同じ役割を果たすと考えられています。

そのためクロロフィルは緑の血液と呼ばれ、貧血の改善するなどの造血作用を示します。

さらにクロロフィルには、血流を促すふたつのはたらきがあります。

・コレステロールを減らす
・有機ゲルマニウムが血流を促す

ひとつずつ見てみましょう。

コレステロールを減らす

悪玉コレステロールと血管内皮のプラーク

血管の内膜に悪玉コレステロールが侵入すると、プラークと呼ばれる瘤(こぶ)ができて血流を妨げます。

進行すると動脈硬化となり、心疾患や脳血管疾患、腎不全といった病気につながります。

クロロフィルには、血液をサラサラにしてコレステロールを排泄する作用があり、プラークの形成を防ぐことができます。

有機ゲルマニウムが血流を促す

また、クロロフィルには有機ゲルマニウムという成分が含まれています。これが血流を促す役割を果たしてくれます。

血液の中で、酸素を運ぶのは赤血球です。

赤血球は健康な状態だと、ゴムのような柔軟性があります。人間の末梢部(指先など)の毛細血管の直径は、赤血球の直径よりも小さく、身体の隅々まで酸素を行きわたらせるには、赤血球の柔軟性が欠かせません。

ところが、不規則な生活、ストレス、加齢などによって、赤血球が硬化することがあります。

よく言われるドロドロ血液とは、赤血球が硬化した状態を指します。

クロロフィルに含まれる有機ゲルマニウムは、赤血球を柔軟にしてくれます。有機ゲルマニウムの摂取によって、血流が10~30%も改善されるという研究結果があります。

また、有機ゲルマニウムは酸素と効率よく結合し、体の隅々まで酸素を運びます。

さらに、有機ゲルマニウムは体を酸化させる水素や老廃物などを、体外に排出する役割も果たしています。

クロロフィルのデトックス作用

クロロフィルには、造血作用のほかにデトックス作用があります。

現代人はみな、大気汚染や加工食品の毒素を長い年月をかけて体内に溜め込んでいます。

▼特に小腸の内側を覆っている絨毛(じゅうもう)の隙間には、重金属や化学物質が蓄積しています(赤い点)。

腸絨毛に蓄積した重金属・化学物質

絨毛の隙間に毒素が蓄積すると、せっかく摂取した栄養を吸収することができなくなります。

栄養を吸収できなくなるだけでなく、腸内環境が乱れることによって、心身に大きな悪影響を及ぼします。

心身の健康を取り戻すには、腸をきれいにお掃除する必要があります。

腸のお掃除で有名なのは食物繊維です。しかし食物繊維は、大きな汚れは掃除できますが、絨毛の隙間には入り込むことはできません。

そこで活躍するのが、クロロフィルです。

クロロフィルは食物繊維の5,000分の1の大きさなので、小さな隙間にも入り込むことができます。そして隙間に蓄積した有害物質を吸着して排出します。

クロロフィルのデトックス作用は強力で、ダイオキシン、残留農薬、水銀、鉛といった猛毒も吸着して排出してくれます。

クロロフィルが豊富な食品

クロロフィル ほうれん草

クロロフィルを摂取できる食品を挙げてみましょう。

・ほうれん草
・小松菜
・明日葉
・ニラ
・春菊
・焼き海苔
・パセリ
・シソ
・ブロッコリー
・ワカメ
・ピーマン
・クマ笹
・クロレラ
・海草類
・緑茶

緑色の濃い食材にはクロロフィルが多く含まれています。1日の理想的な摂取量は、小松菜やほうれん草で3/4束ほどです。

クロロフィルを上手に摂取するには、ちょっとしたコツがあります。

加熱して食べる

クロロフィル ほうれん草ゆでる

植物の細胞は、細胞壁で覆われています。

細胞壁はかなり固く、かんで咀嚼した程度では壊れません。そのままだと、クロロフィルを効率よく摂取することができません。

加熱すると細胞壁がもろくなって、クロロフィルを効率よく消化吸収できるようになります。お浸しにしたり、油で炒めるなどして、おいしくお料理したいものです。

ちなみに、クロロフィル自体は加熱しても壊れないので、安心してくださいね。

小さく切る、刻む、砕く

クロロフィル グリーンスムージー

細胞壁を破壊するもうひとつの方法が、小さく切ることです。

包丁で刻むには限界があるので、ミキサーフードプロセッサーを使うと、より効率的に細胞壁を破壊することができます。

健康食としてスムージーが注目されているのは、このためです。

手軽に摂れるのは「海苔」

クロロフィル 海苔

緑の野菜を茹でたり刻んだりする時間がないときは、海苔がおすすめです。海苔は、海藻を細かく粉砕し加工したものなので、成分をそのまま摂取することができる便利な食材です。

1日の摂取量としては、海苔6枚程度と言われています。食べ過ぎると、ヨードという成分の摂り過ぎになってしまうので、適量をおいしくいただくようにしましょう。

ハーブデトックスの中心選手

ハーブデトックス

ハーブデトックスでは、クロロフィルの造血作用とデトックス作用に注目しています。

有機ハーブで作られた青汁のような製品を使っています。

この製品はとても良質で、デトックスの期間だけでなく、健康維持のために毎日の生活に取り入れている人も多くいます。

えいぷりお的まとめ

緑色のクロロフィルが、血液の赤血球と同じ役割を果たしているというのは、興味深いですよね。

ほうれん草や小松菜などの野菜を、積極的に食べたいものです。

【つづき】 次の記事では、体内に共生する100兆個の微生物=マイクロバイオームについて解説します。

腸内フローラ【マイクロバイオーム】体内に共生する100兆個の微生物が、私たちの健康を支えている

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