【アニサキス中毒】生魚に注意!激しい胃痛を起こす寄生虫中毒が激増

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2017年5月8日の新聞に「<食中毒>アニサキス 生の魚介類で猛威 10年で20倍」という記事が掲載されました。多くの芸能人が、その猛烈な痛みをコメントしていることでも注目を集めています。症状や対策をまとめてみました。

2017年5月8日の新聞記事

まずは、気になる新聞記事を引用しておきます。

生の魚介類に付いている寄生虫「アニサキス」による食中毒の報告件数が急増している。厚生労働省の統計によると、2007年は6件だった報告件数は16年に20倍以上の124件に増え、食中毒の原因物質としてはノロウイルスとカンピロバクター菌に次いで3番目に多い。「報告は氷山の一角」との指摘もあり、専門家が注意を呼び掛けている。

アニサキスは、幼虫(体長2~3センチ)が魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉に移動しやすい。人がそれを生で食べると、数時間後から激しい腹痛や嘔吐(おうと)などの症状が出る。原因食品はサバが最も多く、サンマやサケ、アジ、イカなどでも起こる。シメサバによる報告も目立つように、酢では予防できない。

ここ10年ほどの報告急増は、13年から法令改正でアニサキスによる食中毒が届け出対象に明示されたのも一因だが、背景にあるのが生の魚介類の流通の多様化だ。大手の量販店や鮮魚専門店が市場の競りを介さず産地の業者から直接買い付ける「相対取引」などが盛んになり、消費者の口に入るまでの経路が複雑になっている。

国立感染症研究所の杉山広・前寄生動物部第二室長が約33万人の診療報酬明細書(レセプト)のデータを使って推計したところ、年間発生数は約7000件に上った。杉山さんは「アニサキスの食中毒を防ぐには加熱するか、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すること」と管理の徹底を訴える。海外では、生食用の魚の冷凍保存を義務づける国もあるという。

厚労省などは、消費者には▽鮮度の良いものを選ぶ▽速やかに内臓を取り除く▽内臓を生で食べない--といった対策を呼び掛けている。刺し身を食べる時は、細かく砕くようによくかむことも大事だという。

(引用:毎日新聞

アニサキスとは何か

アニサキス 写真

厚生労働省のサイトによると、アニサキスとは寄生虫(線虫)の一種で、その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えるそうです。

アニサキス幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生します。

魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は魚介類が死亡すると、内臓から筋肉に移動することが知られています。

アニサキスが感染すると

アニサキス幼虫の存在に気付かずに魚介類を食べてしまうと、胃の表面(まれに腸の表面)が刺され、アニサキス中毒の症状が現れます。

アニサキス中毒の症状

食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます(急性胃アニサキス症)。

まれにアニサキス幼虫が腸に到達すると、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます(急性腸アニサキス症)。

庄司智春さんの場合

アニサキス 庄司智春

お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さんが2017年5月10日のフジテレビ「ノンストップ!」に出演し、アニサキスに感染したときの痛みについて語っています。その様子について書かれた新聞記事から引用します。

庄司は昨夏、地方ロケで鮭イクラ丼を食した際、夜中に胃に激痛が。「夜中の3時くらいに痛ってえ~ってなって起きたんですよ。ヤバイヤバイヤバイ。痛い痛い痛い痛い痛い…5分くらいすると治まる。落ち着いたと思って寝るじゃないですか。ちょっとしたらまた痛い痛い。それの繰り返し」と当時の状況を振り返った。

結局、痛みに耐えかね、その日は眠れず。「腹痛というか胃が痛い。下痢になるなという感じではない」とその痛みを表現した。翌日は夜中まで仕事をしたのち、緊急病院へ向かうも「胃痙攣」と診断され、痛みは治まらなかったという。

そして、ロケから2日目の朝に別の病院へ。庄司が経緯を説明したところ、医師は「アニサキスがいるかも」と内視鏡で胃の内部を確認。「“ああ、いるね!”って。結構カジュアルな感じで、たくさんいるよって」と、すぐに4匹のアニサキスが確認された。アニサキスは胃壁に刺さるようにおり、胃の中はアニサキスに傷つけられて血だらけ。さらに内視鏡で約10時間をかけて合計8匹のアニサキスを除去した。

8匹ものアニサキスによる痛みに耐えた庄司に医師は「だいたい1匹でのたうち回って痛いって言ってくるのに、8匹もいてよく我慢できたね」と驚がく。庄司はこの激痛がトラウマになり、生の魚介類が苦手になってしまったことを明かした。

(引用:スポニチアネックス

恐ろしいですね… 相当な痛みであることが伝わってきます。

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渡辺直美さんの場合

アニサキス 渡辺直美

タレントの渡辺直美さんがツィッターで次のようにコメントしています。

「アニサキスに注意です。激痛すぎてアラサー病院で泣きました」

山里亮太さんの場合

アニサキス 山里良太

お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さんも、海鮮メインの店で生ガキや刺身をたらふく食べた翌日に、出演予定のラジオ局がある赤坂まで東京メトロ千代田線に乗ったところ、「脂汗がダラダラで猛烈な吐き気を感じた」ため、急遽下車してタクシーで病院に向かったといいます。結局、ラジオ番組は欠席することになったそうです。

益子直美さんの場合

アニサキス 益子直美

元バレーボール全日本代表選手の益子直美さんも、2015年にアニサキス中毒の痛みに襲われた経験を、ブログに詳細に記しています。

最初は胃の下の方が痛かった。でも次は痛みが少し上に移動している。
差し込むような、気絶寸前の痛み。

その痛みの正体は、、、

『アニサキス』

サバやイカなどにいる寄生虫。

2年前にも、東北で〆サバを食べ、アニサキスがいて、胃カメラで除去した経験があります。

このときは本当に痛かった!

痛みがある中、ロケもこなし、終わってから救急で胃カメラ。

最初はまさか、アニサキスとは思ってもいなくて、胃潰瘍かと思ったり。

血液検査にレントゲン、CTなどすべて異常なし。
あとはアニサキスの疑いのみ、胃カメラ飲みましょうと。

胃カメラ、本当に大嫌い!

鼻からの胃カメラはまだラクだけど、アニサキスがいた時のために、内視鏡の先端に
掴んで取るための鉗子(ピンセット)機能をつけないといけないので、太めの内視鏡なので、口からになった。

オェオェとなりながら必死に耐える。
でもなかなか見つからない。

先生にもう止めて!と訴えたかったけど、口からだからしゃべれない!

もう苦しすぎて涙が止まらなくなっていた矢先に、

『いたっ!』と先生。

もう本当に辛かった!
アニサキスを除去したあと、胃の中に消毒薬みたいなものを撒かれ、次の日からの下痢もキツかったのを覚えています。
いや、忘れられない

(引用:益子直美オフィシャルブログ

アニサキス中毒の治療

内視鏡による摘出

アニサキス 内視鏡摘出

上記の益子直美さんのブログ記事にもあるように、胃アニサキス症の場合、内視鏡(胃カメラ)を使ってアニサキス幼虫をつまみ出すことができます。

アニサキス幼虫を取り除いてしまうと、その瞬間、嘘のように痛みが消えるといいます。

ただし、アニサキス幼虫が腸に達してしまった場合は、この方法で取り除くことはできません。

対症療法

アニサキス幼虫は人体中では1週間程度で死んでしまいます。ですので、内視鏡による摘出ができなくても、腹痛に対する対症療法を続けていれば、そのうち治るそうです。ただ、尋常ではない痛みに耐えることができれば、ということになるでしょう。やはり、生の魚介類を食べて後に胃に異常な痛みを感じたら、まずは病院にかかることが肝要だと思います。

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正露丸で知られる大幸薬品株式会社は、正露丸など、木(もく)クレオソートを有効成分とする組成物が、胃アニサキス症の予防・症状改善のための薬剤として活用できるとして、特許出願したことを2010年12月に発表しています。

正露丸に含まれる成分が、アニサキス幼虫の運動を抑制することが分かっているそうです。アニサキス幼虫に対する有効性が確認できている薬は、他に知られていないのではないでしょうか。常備しておく価値のある薬と言えそうです。

上で紹介した益子直美さんも、2回目に感染したときには、内視鏡でなく正露丸で対処したそうです。ちょっと引用しておきます。

アニサキスじゃないかと、思ったとき、
もう、苦しい胃カメラはいやだ、今回はあれで退治してみよう、、、

そう、それは『正露丸』!

新鮮な魚介類が大好きな近所のお友達、アニサキスのセンパイ(笑)みとさんが言っていたのを思い出した!

『正露丸でやっつけられる!』と。

でも、うちに正露丸、常備していない。
朝になったらみとさんに連絡してみようと、痛みを我慢した。

みとさん、早速返信くれて、主人にお宅に取りに行ってもらった。

その時、みとさんのご主人は、朝、新鮮なサバを仕入れて〆サバを作っていたそう。お土産に持って帰る?と聞かれたらしいが、さらりとお断りしたみたい!笑

すぐに4粒飲んでみる。

なんだか痛みの間隔が長くなってきたような、、、

痛みが少し落ち着いて、少し寝ることが出来た。

どれくらい寝たのか、痛みで目が覚めた。

もう4粒飲んでおとなしく寝ていた。

結局これを3setやって、15時くらいには痛みが落ち着いてきた。

ほぼ1日、何も食べることができず、、、かなり衰弱叫び

以前の経験で、食べ物を食べると消化のための胃液が出て、アニサキスが苦しみ、胃の外に出ようと、胃壁を突き破ろうとしてまた猛烈な痛みがやって来ることがわかっていた。
なので、何も食べずに大人しくしていた。

そして、一緒に刺身定食を食べたお友達むっちゃんにも連絡してみた。

やっぱり夜中に差し込むようにお腹が痛くなり、正露丸を飲んだ!と!
むっちゃんは、常備していた正露丸をたまたま飲んだみたいひらめき電球すごい!

正露丸、すごい!

これからは常備薬としてかかさないようにしよう!

(引用:益子直美オフィシャルブログ

アニサキス中毒の予防

厚生労働省のサイトには、アニサキス中毒の予防方法として、次のように書かれています。

〔消費者の対策〕
・魚を購入する際は、新鮮な魚を選ぶ
・丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除く
・内臓を生で食べない
・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する
・食酢、塩漬け、醤油、わさびではアニサキス幼虫は死滅しない

〔事業者の対策〕
・加熱する(60℃では1分、70℃以上で瞬時に死滅)
・冷凍する(-20℃で24時間以上冷凍すると感染性が失われる)
・新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く
・魚の内臓を生で提供しない
・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する

アニサキス幼虫がいるかどうかは、目視でも確認できるようです。あまり血眼になって探すのもどうかと思いますが(気分的に、おいしくなくなっちゃいますよね…)、ちょっと頭の片隅に入れておくと、ハッと気付いて命拾いすることもあるかもしれませんね。

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